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子どもの成長記録。パパはママのこと大切にした方がいいと思う。
パパが風邪をひき、パパは1人で寝かせ、7歳2歳息子2人にぎゅーぎゅー挟まれて寝ようとしていた夜。
2歳は先に寝落ちした。
子どもが寝たら洗濯物を干したり乾燥機にかけたり、あれやこれやしたいな…
そう企む日に限って子どもは寝ないことは歴史が証明している。
7歳息子が突然語りかける。
「パパはさあ、もっとママのこと大切にした方がいいと思う」
?!
不意を突かれて固まる私。
「なんで?」
とりあえず聞いてみた。
「だってさ、前さ、パパ、自分と僕と弟のアイスだけ買ってママの分買ってこなかったもん」
🤣
そんなこと、あったっけ?
全然覚えてない。
アイス、私だけ買ってもらえなかったのか。
そういえば、夫は実家に帰ると長男の素が出て「なんもしないモード全開」になる。
義理のお父さんやお母さんと私たち家族で買い物に行き、デパ地下でお弁当を買って帰ったときに、子守に追われる私の分を夫が選ばず帰宅して私の分がないと大騒ぎになったこともある。
(夫のためにフォローすると、家族で出かけた帰りにお弁当を買って帰る時、私だけは何も買わずに家で冷蔵庫にある残った惣菜や余った生野菜を食べることが多いから、私のお弁当を買わないのはいつものクセだったんだと思う)。
にしても、私にだけアイスがないのはショックだなぁ、記憶ないけど。
とはいえ、私は夫が比較的私にも優しいと知っている。
つい先日、知人が高級お菓子をくれた。
3個入っていた。2歳児が食べるには尚早な高級品で3個。夫と、高そうだね、と話をしてここ売ってるらしいとか、あれこれ話して期待を膨らませていた。
めでたく開封すると、すかさず、マイペースで舌の肥えた上の子が1個を食べた。
それを見た下の子が真似して食べたがり、夫のところにあったひとつは奪われ、食べられてしまった。
残ったのは最後の1個。
のんきにお茶を入れていた私のところに、上の子が私のお菓子を掴んで「これ誰の?食べたいー」とやってきた!ママのでしょうよ!と言いたくなったが、相手は子ども。食べ物で争うのはよそうと思い、譲った。
それを見た夫は1つも食べられなかった私を気の毒に思い、自分の鞄をガサゴソして誰かに会社でもらったらしき「白い恋人」2枚を私に差し入れてくれたのである。
ありがとう夫。
ありがとう、知らない夫の職場の人。
私は白い恋人をありがたく頂戴した。
そんな出来事を思い出し、パパはママのこと大切にした方が良い発言の応答をした。
「パパは割とママにも優しいよ」
「でもさ。」
息子は身を乗り出して私の話を聞こうとした。
「パパが、ママのアイスを忘れても子どもふたりのアイスを買ってくれてよかったよ。子どもの分は忘れてママのだけ買ってきたら悲しいからさ。パパも、ママの大好きな○○くんと○○くんを大好きで本当に良かったよ」
ものはいいようだ。
妻も子も大切にしてくれるのが1番いいが、子どもより妻を優先する夫がいたら事件だ。うちの夫は子煩悩でよかった。
白い恋人くれたし。
それにしても、息子の口からパパがママを大切にした方がよいという言葉が出るのはびっくりした。
子どもは何を見て何を聞いて心に留めているかわからない。
現に、私はアイスのことすっかり忘れていた。多分パパも。
どんなタイミングで子どもたちが「パパやママが僕を粗末に扱う」と思うかわからないという事実を突きつけられ、ややショックを受ける。
難しい年頃がやってくるんだろうな。
日々、家族や周りの人へ感謝や愛情を伝えていけるようにしたいと思い直すきっかけになった。