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透明人間
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透明人間にも影はあるのだ。
男は透明人間であった。
子供の頃、男は普通の人間だった。しかし、男が幼い時、透明人間になることを願った。寛大で偉大なる神は男の願いを聞き届け、男を透明人間にした。
中学、高校、大学。年を経るごとに男の透明度は増していった。
男は、就職してもまだ透明人間のままであった。透明人間なので職場で男の存在に気付くことはなかった。そして、周りには誰もいなくなっていることに気が付いた。
透明人間として生きてきて何十年、、、
男の最初の願いの本質は、”透明人間である自分を誰かに見つけてもらいたい"というものだということに気付くのだ。今彼は、、、。