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HSS型HSP「かくれ繊細さん」のやりたいことがわからなくなったきっかけ

・どうして自分には熱中し続けられるやりたいことがないのか
・こんなになんでもできるのに
・熱中したら周りが見えなくなるくらいのめり込むのに
・人にも配慮できるのに
・嫌な態度をとることもないのに

私はこれ!というやりたいことが見つけられずに生きてきました。

進路決定、就活、転職、退職、
その度に、自分は本当は何がやりたいのか?
どうしたらそれがわかるのか?
ずっと悩んできました。

30代・安定の公務員・2児のママとなった今でも、自分のやりたいこと(仕事)は、これではないのではないか、、、と悩みだし(自分でも今更?と思いますが)
自分のやりたいこと探しをするようになりました。

そんな中、HSPという気質をしり、さらにその中でもHSS型HSPに自分は当てはまるのではないかと気づきました。

HSS型HSPとは

まず、HSP(High Sensitive Person)とは、アメリカの心理学者のエイレン・アーロン博士が発見した概念で、生まれつき感受性が強く敏感な気質を持った人のことを指し、いわゆる「繊細さん」として世の中に浸透してきています。

HSS(High Sensation Seeking)とは、日本語で「刺激追求型」と呼ばれる性質で、外向的、社交的、積極的な人を指します。

HSS型HSP
は、好奇心が強いにもかかわらず怖がりである、とか、没頭しやすいけど長続きしない、という相反する性格特性を持つ人のことです。
共感能力が高く繊細で傷つきやすい側面(HSP)を、外向性、社交性、積極性、好奇心旺盛さという別の側面(HSS)によって表面化しないようカバーしています。

この気質を、HSS型HSP専門心理カウンセラーの時田ひさ子さん(ご自身がHSS型HSP当事者)は「かくれ繊細さん」と呼んでいます。


いくつ当てはまりますか?:)

かくれ繊細さんのやりたいことがわからなくなったきっかけ

好奇心旺盛で、関心のあることがコロコロ変わり「あれはやりたいことじゃなかったのかも。」を繰り返す私が出会った、時田さんの著書『かくれ繊細さんの「やりたいこと」の見つけ方』。
こちらから、ハッとしたことをご紹介いたします。

もともと「やりたいこと」はあったし、踏み出せる状態だったのです。
けれども、本当はやりたいこと思っている事柄を内に秘めて表に出さないようになり、それを続けてきた結果、本当は何がやりたいのかわかならい状態になっているのです。

きっかけ①深く没頭するのに最後までやり通せずに自信を失った

「没頭が深い」のに、「最後までやり通せない」という2つの相反する自分の特性に気づかず、自信を失ったきっかけになっている。

常に頭の中で考え事をしていて、一つの言葉から関連したことに想起して違う方にそれていくこと、ありませんか。

他の情報や誰かの発言、体験したことに照らし合わせたりして。

取り組む前に先のことを予測して不安になって現実は動かず。

そうこうしていると
「自分は結局、なんにもできていない。。」
と自信がなくなっていきます。

きっかけ②「根本的に解決したい」思考を理解してもらえなかった

その場しのぎのやり方にうんざりすることはありませんか。

私は職場内でそのような対応があると内心、それじゃ解決しないじゃん。。と思うことが多々あります。

それで指摘しようものなら、うやむやに流されて終わり、、など。モヤモヤしていました。

きっかけ③「欲張り」だと思われてしまった

理想の仕事を思い浮かべるとき、楽しい上に、スキルアップもできて、稼げて、人の役にも立てる一石四鳥のようなものが浮かびませんか?

私はいつもこれでした。
どれかが叶わないと予想できた途端に、それはダメだ、、と思ってしまいます。

近しい人に相談したときに
「そんな都合の良い仕事あるわけない、仕事は我慢するものです。」
と言われ、傷ついた記憶があります。

きっかけ④「一つのことに打ち込めない」ので欠陥のある人とされた

同じことを繰り返すことに苦痛はありませんか。

違う作業、違う人、違う場所、、、

「一つの道を極める」
「毎日淡々とやる」
という言葉が私は窮屈に感じてしまうこともあります。
公務員時代は、通勤ラッシュの波の中を毎日早歩きしている自分が嫌でした。

きっかけ⑤「察する能力」が評価されなかった

かくれ繊細さんは、「察して対処できる」「人の調子の悪さに先に気づいて配慮できる」など「さりげなさ」が売り

自分の貢献を言語化してアピールすることを美徳としない、かっこ悪いと感じる感性を持ち合わせているそうです。

「それ!私がやったんです。」なんて言ったことはありません。

自己PRのような、自分を「売り込む」「主張する」という言動が苦手です。

きっかけがわかったなら、進めるのか

きっかけがわかったら、次に進めるかというと、う〜〜ん。すっきりしない。
これがかくれ繊細さん。

かくれ繊細さんのメンタル構造はやっぱりちょっと複雑なようです。

こちらの本ではさらに、やりたいことを見出し、行動を起こすためのヒントがたくさん紹介されていました。

こちらを読んで、やりたいことがわからなくなったきっかけがわかったことはもちろん良かったのですが、

なにより、「かくれ繊細さん」という複雑な性格かつ自分に似たような方が、私以外にもいる!ということがわかったことが一番の希望でした。

繊細さんは全体の20%、さらにかくれ繊細さんは6%らしいのですが、100人に6人もいるんだ、、という多い印象を抱きました。

自分の特性を知り、自分をうまく扱っていけるようになると、もっともっと人生を楽しめるのかな、と思います。


以上、HSS型HSPかくれ繊細さんのやりたいことがわからなくなったきっかけについてご紹介しました。

かくれ繊細さんが自分の特性を知り、生きやすくなるためのヒントとなることができましたら幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうごございました。

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