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カフェインの影響: 日中の摂取が夜の睡眠に影響を及ぼす

カフェインは多くの現代人にとって、日常生活における必需品の一つとなっています。
朝のコーヒーカップや午後の紅茶は、私たちの目を覚まし、仕事や学習に活力を与えてくれます。

しかしながら、カフェインの特徴的な点は、その作用が長時間にわたることです。
本記事では、カフェインの摂取が私たちの睡眠に及ぼす影響に焦点を当て、その特徴を今回は簡単に見ていきます。


1.カフェインの長い影響


カフェインは神経系に直接作用し、覚醒作用をもたらすことがわかっています。
その効果は素早く現れ、多くの人にとって日中の活動をサポートしてくれます。

しかしながら、カフェインの特徴的な点は、その効果が時間を超越して続くことです。
カフェインは通常、効果が半分に減少するまでの時間が約6時間といわれています。これは、摂取したカフェインの半分が体内から排出されるまでの時間を表しています。

しかし、さらに驚くべきことに、カフェインの効果はその後も持続することがわかっています。
カフェインを摂取した12時間後でも4分の1が残っており、仮に昼にコーヒーを飲んだ場合、夜中でもまだ脳内にカフェインの一部が残っていることになります!

2.夜中のカフェインの影響

このカフェインの長期的な影響は、夜の睡眠にも影響します。
このカフェインによる影響をわかりやすく説明すると、夜更かしをサポートするために夜中にコーヒーを飲むのと同じ効果があると言われています。

これは、カフェインが中枢神経系に影響を与え、眠気を感じにくくすることの原因になります。
その結果、寝付きが悪くなり、質の低い睡眠をもたらすことになります。

*中枢神経系とは・・・脳と脊髄(せきずい)からなっていて、全身に指令を送る神経系統の中心的な働きをしている神経

3.カフェインの摂取の適切なタイミング

カフェインの効果が半分に減少するまでの時間とその睡眠に及ぼす影響を考えると、摂取のタイミングが重要となります。
朝や昼の時間帯に「カフェインを摂ることは、日中の活動をサポートするのに適しています!!

カフェインを摂取する際は最低限以下の3つのことを意識しましょう!!

1.朝のカフェイン摂取を戦略的に行う:


朝の時間帯にカフェインを摂取することは、多くの人にとって有効です。
カフェインを取ることで日中の活動をサポートし、眠気を覚まします。
しかし、一日を通じてカフェインを摂り過ぎないように注意しましょう!!

2.就寝前のカフェイン摂取は避ける:

カフェインの効果が時間を超えて持続することを考えると、就寝前にカフェインを摂取するのは避けましょう。

カフェインの効果として、効果が半分に減少するまでの時間は約6時間で、その後も効果が続きます。
睡眠の約14時間前までにカフェイン摂取を控えることを心がけると、夜の質の高い眠りをサポートできます!!
*例○:朝6時起床→8時にカフェイン摂取→23時就寝
 例×:(現代の多くの人)朝6時起床→6時半カフェイン→19時カフェイン      

3.カフェインの代替品を検討する:

カフェインが気になる場合、カフェインの含まないコーヒーやハーブティーなどを検討することも一つの方法です。
これらの飲み物は、リラックスや眠気を誘うのに役立ちます。
*おすすめの飲み物・・・ルイボスティー、カモミール茶(特におすすめです)、麦茶など


4.まとめ

カフェインは私たちの生活において重要な役割を果たしていますが、その摂取の仕方には注意が必要です。
長時間効果を持つカフェインは、夜中の睡眠にも影響を及ぼす可能性があります。
適切な摂取タイミングを考え、質の高い睡眠を確保するために工夫することが、カフェインを効果的に活用する秘訣です。


今回この記事では以下の動画の内容を参考に書いています!!https://www.youtube.com/watch?v=KGfdR7TSJo4

今回参考にした動画の人物紹介↓
マシュー・ポール・ウォーカー教授
・カリフォルニア大学バークレー校の神経科学と心理学の学者
・世界一の睡眠学者と言われている
・著書:睡眠こそ最強の解決策である
                why we sleepThe New Science of Sleep and Dreams


マシュー・ポール・ウォーカー教授


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