【秒で伝わる文章術】を読んでみた
わたしは常々、” 読みやすい文章 ” というのを心がけているつもりです。
文才にあふれているわけでもないし、センスがあるわけでもない。
文章力は磨くことができるものだとは思っているけど、一朝一夕で身に付くものでもない。
そんなわたしが、いますぐ可能なことと言ったら、せめて ” 文章を読みやすく ” するくらいしかないんですよね。
そんなわけで、文章術の本やら何やらを読んだ結果。
「これだけは絶対」と心に決めているのが
・一文を短くする
・複数の主語と述語を混ぜない
・ひらがなを気持ち多目にする
・改行は適度に行う
・難しい言葉はなるべく避ける(説明を入れる)
……他にもあったかな?まぁいいや。
こんな感じで気を付けているわけですが。
当然、今のままで満足なんかしてません。
少しでも上達できる要素があれば、取り入れたいと思っているのです。
で。
【秒で伝わる文章術】という本をですね、読んでみました。
タイトルからして、ワクワクしてきますよね。
表紙に記載されている文面が
『読み手の脳に負担をかけない』
『必要なのはセンスでも才能でもなく技術』
『バズらなくていい エモらなくていい』
読者の期待をあおってくるのも良いです。
「人間の脳は基本的にナマケモノだ」
「人間は文章を読まない」
” だから ” 、
読んでもらうにはどうしたら良いのか、という内容ですね。
実例もふんだんに盛り込まれていて、とても面白かったです。
著者が、UXライター・コピーライターということで、明快な解りやすさに特化した機能的な文章の説明がメインなのかなー、とも思いますが。
だからこそ、【秒で読まれる】ことをトコトン考えられているんだろうなと。
専門的な内容もありますが、説明も丁寧に書かれているので、
「あー、なるほどな」
と理解しやすくなっています。
ちなみに著者の宮崎直人さんはnoterさんでいらっしゃって、全8章から成る本書の、【第1章】【第2章】【第6章】を無料公開されています。
本を購入する前に、読まれてみるのも良いのではないでしょうか。
かつて職場の先輩から
「何かを言ったとして、相手に伝わっていなければ、
それは伝える側の責任」
と、言われたことがあります。
その時も理解していたつもりではありますが、
【相手が理解できるように】伝えるということ、今になってとても響きます。
繰り返し読んでみたい本だと思いました。