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採用者像を設定する方法: コンピテンシーとカルチャーフィットの融合術!

こんにちは!SalesBox株式会社です!様々な企業の採用のお手伝いをしてきた経験を生かし、皆さんの問題解決の一助になるような情報を毎日お届けしています!

今日は「求める人物像の設定」に焦点を当てた記事をお届けします。

新たな人材を探している際に、どんな人物像をイメージしていますか?スキルや経験はもちろん重要ですが、それだけで選ぶのはちょっと待ってください!コンピテンシー(適性やスキル)とカルチャーフィット(企業文化への適合性)も大切な要素なんです


コンピテンシーの設定とその重要性

採用活動を行う際、最初に考慮すべき点といえば、「コンピテンシー」の設定です。この言葉が持つ意味は実に多様であり、一言で言えば「何ができるか」という要素を抽出する作業と言えるでしょう。

しかし、その単純な表現に隠れた深い意味と実用性が、採用の成功に大いに寄与します。

では、具体的にどのようにコンピテンシーを設定するのか。まず、採用を成功に導くためには、求めるスキルセットや適性を明確にしなければなりません。これがまさにコンピテンシーの設定作業です。

たとえば、プロジェクトマネージャーのポジションであれば、優れたコミュニケーション能力やリーダーシップ、そして複数のプロジェクトを同時に効率よく運営できる能力などが必要とされるでしょう。

このようにスキルや適性を明確に設定することで、応募者自身もその企業やポジションが自分に合っているのかを事前に把握することができます。これは、採用プロセスが進行するにつれて非常に重要な点となります。

しかし、ここで注意すべきは、コンピテンシーだけで全てを判断するわけにはいかないということです。確かに、スキルや適性は非常に重要な要素ですが、それだけではその人が企業文化やチームに適合するかどうかはわかりません。

そのため、スキルと適性だけでなく、人物像やカルチャーフィットも考慮する必要があります。

コンピテンシーの設定は、採用の成果を最大限に引き出すための第一歩と言えるでしょう。逆に言えば、このステップを怠ると、後のプロセスで多くの問題が生じる可能性があります。ですから、コンピテンシーの設定に十分な注意と労力を払うことが不可欠です!

カルチャーフィットの重要性

コンピテンシーの設定が完了したら、次に注目すべきは何でしょうか?それは「カルチャーフィット」です!この言葉が指すのは、応募者が企業の組織文化とどれほど適合しているか、という非常に微妙だけれど重要な要素です

多くの採用担当者が経験するように、高度なスキルと実績を持つ候補者がいても、それだけで成功するわけではありません。問題なのは、その人が会社やチームの文化に合うかどうかです

一見成功しているように見える採用でも、カルチャーフィットが不足していると、その後のチームの生産性や離職率に大きな影響を与える可能性があります。実際に、多くの採用失敗の背後には、このカルチャーフィットの問題が潜んでいるのです。

では、どうすればカルチャーフィットを効果的に評価できるのでしょうか。一つの方法は、面接や選考過程での質問を工夫することです。

具体的には、「過去に困難な状況をどのように乗り越えたか」や「失敗経験とその教訓」など、候補者の人物像や価値観に迫る質問が有効です。

更には、既存のチームメンバーとの対話も重要です。新しいメンバーが既存のチーム文化に合致しているかどうかを確認するために、実際の作業環境でのコミュニケーションを観察することが有益です。

また、カルチャーフィットは一方的なものではありません。企業も候補者も互いに適合する必要があります。したがって、企業側も自分たちの組織文化や価値観をしっかりと伝え、透明性を持たせることが重要です。

カルチャーフィットはスキルや経験と同じくらい、もしくはそれ以上に重要な要素です。採用プロセスにおいては、この要素を確実に評価し、バランスの取れた判断を下す能力が求められます。

コンピテンシーとカルチャーフィットのバランス

さて、ここまでコンピテンシーとカルチャーフィットについて詳しく解説してきましたが、皆さんが気になるのは、これら二つをどのようにバランス良く取り込むか、という点でしょう。確かに、このバランスは繊細なもの…と言っても過言ではありません!

「どちらも大切」と短絡的に考えると、選考基準が曖昧になり、結果的に採用失敗に繋がる可能性もあります

過度にコンピテンシーに重点を置いてしまうと、候補者は技術的には優れているものの、チーム文化にフィットしない可能性が高くなります。

逆に、カルチャーフィットだけを追求しても、スキルが不足していては即戦力として期待するほどのパフォーマンスは出せません。

では、どうすれば良いのでしょうか。実は、最初のステップとしては、企業自体がどのような人材を求めているのか、その「理想の人物像」をしっかりと定義することが大切です。この人物像には、必要なスキル(コンピテンシー)と組織文化に合った性格や価値観(カルチャーフィット)が網羅されているべきです。

次に、その人物像に基づいて選考基準や面接の質問を設計します。例えば、具体的な業績を上げた経験を重視する場合は、それを確認できる質問やテストを用意。一方で、チームワークを重視する文化がある場合は、その適性もしっかりと評価する手段を用意するのです。

また、最終的な選考では、その両方の要素が高水準でバランスが取れている候補者を優先的に選ぶようにします。もちろん、どちらかが突出していてもバランスを崩しているわけではなく、その点を補完できる教育プログラムや環境が企業内にあるのであれば、そのような候補者も考慮に入れるべきです。

結論として、コンピテンシーとカルチャーフィット、この二つは採用での成功には欠かせない要素ですが、そのバランスの取り方一つで採用の成果は大きく変わります。しっかりとした前準備と選考基準の設定で、この難しそうなバランスも乗り越えられるはずです。

理想の人物像設定:具体的なステップについて

採用活動での最終ゴールは、企業にとって最適な人材を見つけること。そのためには、コンピテンシーとカルチャーフィットを総合的に考慮した「理想の人物像」の設定が欠かせません。では、そのためには一体何をすれば良いのでしょうか?実は、ここにもしっかりとしたステップが存在します!

ステップ1:ミッション・ビジョンの確認
まず第一歩として、企業や部署、プロジェクトのミッションとビジョンを明確にしましょう。これがないと、どのような人材が必要か、そしてその人がどのようなスキルや性格を持っているべきかが不明瞭になってしまいます。

ミッション・ビジョンが明確であれば、それに沿った人物像も自然と浮かび上がるはずです。

ステップ2:必要なスキルと適性のリスト作成
次に、そのミッション・ビジョンを達成するために必要なスキルや適性をリストアップします。例えば、新しい市場で成功を収めるためには、優れたマーケティングスキルや交渉力が求められるでしょう。このようにして、必要なコンピテンシーを具体的に明確化します。

ステップ3:企業文化にマッチする性格・態度の議論
このステップでは、企業文化に合った性格や態度を考慮します。ある企業は自主性を重視するかもしれませんし、別の企業はチームワークを最優先するかもしれません。そのような企業文化にフィットする人物像を明確にすることで、採用時に求めるカルチャーフィットもクリアになります。

ステップ4:総合的な人物像の作成
最後に、以上のステップを経て作成したスキルと適性のリスト、企業文化にマッチする性格・態度の情報を総合して、一つの人物像を作り上げます。この人物像が、採用活動での「理想の候補者」に他なりません。

以上が理想の人物像を設定する際のステップです。綿密な準備と計画によって、採用失敗のリスクを大きく減らすことが可能です。

まとめ

採用活動は、企業が持続的に成長していく上で、まさに命運を握る重要なプロセスです。とはいえ、いくらスキルフルな候補者を採用しても、企業文化にフィットしなければ長期的な成功は望めません。

そこで、スキル(コンピテンシー)と企業文化(カルチャーフィット)をバランスよく考慮した人物像の設定が、採用の成功を左右するカギとなります!

本記事で説明したように、理想の人物像を設定する際には、ミッション・ビジョンの明確化から始め、スキルと適性、企業文化に合った性格や態度を総合的に考慮します。このような戦略的なアプローチによって、採用失敗のリスクを大幅に削減できますよ。

皆さんの採用活動が成功する一助になれば幸いです。次回は「求人広告に反映させるべき選考基準」についてお話しします。お楽しみに!

今後も採用活動について発信していきますので、ぜひフォロー、スキをお願いいたします!

こんなことについても触れてほしいというようなリクエストもお待ちしておりますのでコメントよろしくお願いいたします!

それでは、良い採用活動を!


最後に

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