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【あと18日】具体の怖さと恥ずかしがり屋の野心について

頭痛がひどい。

耳の穴から長い釘を上向きに刺して、脳天を貫かせている感じで、
痛い。

頭が痛いときにいつも思い出す表現がある。

翌日(よくじつ)眼が覚めると、依然として脳の中心から、半径の違った円が、頭を二重に仕切っているような心持がした。

夏目漱石「それから」より


頭痛を表しているわけじゃないんだけど、
「半径の違った円」という具体を持ってきてるのがなんともいえず、
怖い。


記憶が定かでないので、今ササッと検索してみたら、
漱石はほかの作品でも頭痛や肩こりを描写しているらしい。

千円札だった頃の彼を思い出した。
その写真の頃の漱石も、既にどこかしら痛かったのかもしれない。
「首バッキバキやで」と思いながら撮影されて、
あの顔。
そうかもしれない。




突然だが野心の話をする。

note、いつかは収益化できたらしたいよな、と思っていたくせに、
わたしはいつしか、
収益化のための記事を集めて満足するだけの人になっていた。
野心どこいった。書きたいんやろ?
書くことを、仕事にしたかったんやないんか??
ビビりすぎやろ。

私の野心は、時々恥ずかしがる。


寝る前にストレッチ。


#なんのはなしですか
(って毎日使っていいんでしょうか……)


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