グラレコへの道 《タロット篇》 第06回 | ペンタクルの2 Vol.03
■ペンタクルのスートはお金や物質を象徴する。経済的なバランスに注目■
タロットカード、イーチンカードなどの「思考ツール」により、気づきを引き出し、判断のキッカケを持てるようになる為のヒントを公開しています。
ライブでの、グラレコ(グラフィック・レコーディング)を目指しながら
ビジュアルノート、スケッチノートで「情報の みえる化」を行ないます。
The true Tarot is symbolism;
it speaks no other language and offers no other signs.
タロットとは、象徴言語である。
それ以外のものではない。
A:マイナーアルカナ「ペンタクルの2」
前回の「ペンタクルの2 Vol.02」に続いて、ウェイトスミス系タロット
カードのマイナーアルカナ「Two of Pentacles:ペンタクルの2」のシンボルが、どのような意味を持っているのかを考えていこうと思います。
①ペンタクルのスートは、お金や物質を象徴する
ペンタクルのカードが、金貨やコインを象徴しているため、このカードも、金銭的、経済的活動に関する意味合いを、強く持っています。
二つの金貨のバランスをとっている、この登場人物が、
①二つの仕事を、掛け持ちしている状態
②二つの世界に、携わっている状態
などに、繋がっているとみる事ができます。
その二つの仕事や世界に関わる状況が、
うまく掛け持ちができているのか、もう手に負えない状態なのかは、
スプレッドに現れた他のカードとの関係や、位置、品位などで判断する事になります。
②経済的なプラスやマイナスにも関連する。
前回の「ペンタクルの2 Vol.02」でもお話しした通り、人物の背後に描かれた、激しく上下する波が、株価チャートのように、金銭的価値が上昇や下降する状況を表しており、今回の「バランスをとっている」という側面につなげて考えれば、「入ってくるお金」と「出ていくお金」のバランス(Balance Sheetや、Profit & Loss statement)に注目するように促すメッセージを送っているという風に、とらえる事もできます。
Balance Sheet:
貸借対照表(たいしゃくたいしょうひょう)の事で、会社のプラスの財産(資産)とマイナスの財産(負債)のバランスをまとめたデータ。
会社の「財政状態(主に資産と負債)がどういう状態にあるのか」
を表している計算書。(B/S)と表記される。
Profit & Loss statement:
損益計算書。収益・費用・利益の3つの要素から成り立っており、
プロフィット&ロス・ステイトメント(Profit & Loss statement)
略して(P/L)とも呼ばれる。
貸借対照表(Balance Sheet)が、会社の『【点のような】「ある時点」での財政状態を表す』のに対し、損益計算書(Profit & Loss statement)は、会社の『【線のような】「一定期間」における業績』を示す。
会社などの大きな組織についてだけでなく、家計、毎月の金銭のやりくりなどの身近な事柄についても、現在の状況の、「損得を見つめなおしてみる」事を促してきています。
もし、スプレッドに現れた他のカードとの関係や、位置、品位などが悪い場合は、状況が自転車操業のような悪循環に陥ってしまう可能性を警告してきている場合もあります。
自転車操業(precarious day-to-day management):
操業を止めてしまえば、倒産するほかない法人が、慢性的な赤字状態でありながら、他人資本を次々に回転させて操業を続けていく状態。動きを止めてしまえば、倒れてしまうという、ヘトヘトになってしまう状況。
もし悪品位な状況で、このカードが出てきた場合は、
スプレッド内の他のカードから、改善策、解決策につながるメッセージを
探る必要があります。
B:タロットからのインスピレーション
タロットカードには、閃きを触発してくれる力があります。タロットの
シンボル体系から、可能性の扉を開くヒントを読み取る事ができます。
例えば、メジャーアルカナの「愚者: The Fool」が
与えてくれているメッセージに関する過去のノートはコチラ ↓
終わりに
今回の「ペンタクルの2 Vol.03」は以上となります。これからも、この
「グラレコへの道 《タロット篇》」では、『ウェイトスミス系タロット、
トート系タロット、イーチンカード』関連の記事をTwitter、Instagram、YouTubeと並行して公開していこうと思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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