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究極の愛についての小説であることを願う「別れを告げない」ハン・ガン著、斎藤真理子訳
文学ラジオ第162回の紹介本
究極の愛についての小説であることを願う
「別れを告げない」
ハン・ガン 著
斎藤真理子 訳
白水社
パーソナリティ二人で作品の魅力やあらすじ、印象に残った点など、読後の感想を話し合っています。ぜひお聴きください!
ハン・ガンの最新長編/1948年の済州島4・3事件が題材/ハン・ガン作品に通じるのは魂/著者&作品紹介/済州島4・3事件とは/多くのことを読み手に投げかけてくる/自伝的とも言える/究極の愛の物語/ストーリー紹介/泣きそうになったフレーズ/炎や鳥が意味するところ/キョンハがインソンの家に行く道中が過酷すぎる/インソンの母が語る軍の残虐性/済州島の方言と沖縄の言葉/ハン・ガンのトークイベントで聞いた夢と愛の話/証言に耳を傾けていきたい/この10年間のベスト1になるかも/次回予告
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版元サイトより
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国際ブッカー賞受賞作家、待望の最新長篇
韓国で発売後1か月で10万部突破のベストセラー!
韓国人として初のフランスのメディシス賞受賞作
作家のキョンハは、虐殺に関する小説を執筆中に、何かを暗示するような悪夢を見るようになる。ドキュメンタリー映画作家だった友人のインソンに相談し、短編映画の制作を約束した。
済州島出身のインソンは10代の頃、毎晩悪夢にうなされる母の姿に憎しみを募らせたが、済州島4・3事件を生き延びた事実を母から聞き、憎しみは消えていった。後にインソンは島を出て働くが、認知症が進む母の介護のため島に戻り、看病の末に看取った。キョンハと映画制作の約束をしたのは葬儀の時だ。それから4年が過ぎても制作は進まず、私生活では家族や職を失い、遺書も書いていたキョンハのもとへ、インソンから「すぐ来て」とメールが届く。病院で激痛に耐えて治療を受けていたインソンはキョンハに、済州島の家に行って鳥を助けてと頼む。大雪の中、辿りついた家に幻のように現れたインソン。キョンハは彼女が4年間ここで何をしていたかを知る。インソンの母が命ある限り追い求めた真実への情熱も……
いま生きる力を取り戻そうとする女性同士が、歴史に埋もれた人々の激烈な記憶と痛みを受け止め、未来へつなぐ再生の物語。フランスのメディシス賞、エミール・ギメ アジア文学賞受賞作。
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