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カラダと音楽の関係と、脱・マルチタスキング


はじめまして。

ケイデンス180というランニング音楽を作っています、

阿部ともうします。

https://music.apple.com/jp/artist/cadence-180/1603571612

noteでは普段、

自分の音楽の紹介を兼ねて、

ランニングでよくあるシチュエーションのショートストーリーを投稿しています。


いきなり紹介されてもなんのこっちゃってなると思いまして、

ケイデンス180とはどんな音楽なのかを説明をしたいと思います。

それにあたり、

  • 僕の自己紹介とランニングとの出会い
  • ケイデンス180とはどんな音楽なのか?
  • カラダと音楽の関係
  • ケイデンス180のおすすめの使いかた(聴き方?)
  • 今後の活動予定

  • についてお話しさせていただきたいと思います。


    ■僕の自己紹介とランニングとの出会い


    小さい頃から音楽の演奏や作曲の教育を受けて育ちました。

    当時は、部活すらしたことなかったし運動(というか音楽に関係ないもの)にもあまり興味が見出せなかったんですが、

    肺がんで肺の大部分を摘出した母がリハビリで始めたウォーキングが、徐々にランニングになっていき、心肺機能が戻っていく様子をみて、

    人のカラダやランニングの魅力に惹かれていきました。


    実際走ってみると、

    初めは全然走れなかったのが、

    徐々に距離が伸びてきて、

    今まで感じたことのない成長が快感になっていき、

    気がつけば走ることは僕の人生の大切な一部になっていきました。


    そして、

    ランニングしている時間を有意義にするために、自分のための音楽を3−4年前くらいから作り初め、

    今年ついにサブスクリプションで配信をはじめました。


    ■ケイデンス180とはどんな音楽なのか?


    ケイデンスとは回転数のことです。

    もともとは自転車競技で使われていた言葉でしたが、

    ランニングが化学的に考えられるようになってきてから、

    足の回転数を指す単語として認識されるようになりました。

    そして180ですが、

    これはマラソンランナーの理想とされるケイデンスが180前後とされていますという理由です。

    ただ、必ずしも180がいいというわけではなく。

    僕も普段のジョギングでは170前半くらいのケイデンスで走りますし、

    ストライド走法(歩幅を広くする走り方)やピッチ走法(ケイデンスを多くする走り方)によって、

    大きく変わっていくので、

    色々な人がより多く選択できるように、

    今回のアルバムでも168−183と幅をもたせています。


    ケイデンス180の音楽は主にテンポを刻むキックドラムがメインです。

    色々な音、いろいろなイヤフォンで、試して選んだ音を使いました。

    ゆっくりめなテンポと早めなテンポで少し音を変えています。


    また、

    ところどころで、

    あえてテンポをとりにくくする場所を挟んであります。

    理由は二つあり、

    一つは、

    人間の耳はたくさんの雑音がある場所でも、音を探す特性があり、
    集中が切れたタイミングでキックにアテンションさせるための工夫です。

    もう一つは、

    体は疲れたらスピードを落とすようにできており、
    無理に継続すると怪我にもつながるので、
    そのテンポがら逃れやすくするための工夫でもあります。


    ■カラダと音楽の関係


    僕は一年でかなりの曲を聞きますが、

    どんな時でもThe Weeknd のI feel it comingを聴くと、

    心がフラットな状態に戻っていきます。


    アスリートが高いパフォーマンスを発揮するのに、またモチベーションや気分を高揚させるために、

    音楽が有効であるというのは化学的にも証明されています。


    カラダは心拍や筋肉の伸縮、関節の動きなど、みんなそれぞれが異なったリズムを持っています。


    スマートウォッチが一般的になった現在ですと、

    以前に比べて、平常時や運動時などの、

    自分の心拍数を容易に知ることができるようになりました。


    音楽は人間が作っている以上、

    なんらかの感情的な情報をそれぞれの曲が表現しています。

    例えば、

    優しい曲にはゆっくりな曲が多く、

    激しい感情の曲には早い曲が多いのは、

    人間の心拍に大きく影響を受けてると考えています。


    漠然といい曲をいいと思う純粋さは最も大事だと思いますが、

    その曲が好きだという感情について、

    因果関係を考えてみると、

    感情⇨カラダをコントロールするのに役に立つのではないかと思ったことが、

    ケイデンスのアイデアを思いつくきっかけになりました。


    ■ケイデンス180のおすすめの利用法(聴き方?)


    ランニングのケイデンスを保つために聴くのもいいと思います。

    また走るスピードをアップするにも有効です。

    なぜならストライドの幅を広げるだけでは限界があり、

    ある程度ケイデンスをあげる必要があります。

    デイリーランニングで、

    コーチがついて速度を管理してくれる人は非常に稀でしょう。

    そんなときに、背中を押してくれるような感覚を得ることもケイデンス180ではできます。


    ですが、僕が特に一番大切にしてほしいなと感じているのは、

    日々のマルチタスクからの脱却です。


    日々生活していれば、

    家事や仕事で、

    多くの人が複数のタスクを抱えることが多いと思います。

    僕はランニングをする30分−1時間はそんなマルチタスクから抜け出し、

    走るという行為にフォーカスするチャンスだと思っています。

    それはどこか瞑想にも近い、

    シングルタスクにフォーカスし達成した幸福感というのは、

    なにものにも変えがたい喜びがあります。


    ケイデンス180のシンプルなキックを中心とした音楽は、

    あえて他の感情に向かないよう意識して作っています。

    ぜひそんな、時間にするために利用してほしいと思います。


    あと、

    リスニング用ではないので、

    日常で聴くのはあまりおすすめしません。笑



    ■今後の活動予定

    今後もnoteにはショートストーリーなどでポジティブな感情を発信していきたいと思っています。

    また近々、新しいアルバムを出したいと制作、テスト中です。

    また、他にも、ウォーキングやハイキングなど、さまざまなアクティビティおける音楽も、絶賛テスト中です。


    この音楽の作成時間の大部分は走行テストです。

    実際に感情にどういう影響があるか。

    そういうデータがたくさんほしいと考えています。

    もし聴いて走ってみたよという方がいらっしゃりましたら、

    次作以降をよりよくしていくため、

    ぜひフィードバックをいただけたら幸いです。


    ではまた。




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