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【国立新美術館】マティス 自由なフォルムに行ってきた話【4月のエモ活】

マティス展に行ってきたので紹介するね🤞

「やりたいことやったもの勝ち!エモ消費」を今年の抱負に掲げているので、毎月「エモ活」と称して楽しかったことを記録しているよ。

エモーションをガンガン揺さぶって楽しい人生にしていくぞ…!

というわけで、ここ最近のエモ活を振り返っていくね😌

(エモを)求めよ、さらば与えられん🤞
Ask, and EMO will be given to you.  


▼今月観た展示

▶︎マティス展@国立新美術館

マティス展は去年上野で見たので予習はバッチリ。

モネ、ゴッホ、ピカソ、葛飾北斎の超絶メジャーどころ以外だと個人の企画展を2年連続で見るのは初めてかも。(マティスもメジャーだけど、企画展の頻度で言うと2年連続で見れるのは珍しいなぁと)

建築が美しい国立新美術館。

今年はツツジの開花が早い気がしている。今国立新美術館に行ったらちょうど良いのでは?(天啓)と思ったらやっぱり満開だった。

「計画通り…!(夜神月顔)」
国立新美術館の周りのツツジはお花が小さいタイプで可憐な感じ。満開でぎっしり詰まってると絨毯みたい。

大好きな谷口菜津子先生の漫画、ふきよせレジデンスで「季節を楽しめる人は生きていく方法を一つ持ってる(朧げな記憶)」と読んだので積極的に季節を摂取していきたい。

果物を使ったアートがあって可愛い〜🥰と近寄ってよく見てみると、ガラスに挟まった果物たちが腐敗して落ちていく、という攻めたインスタレーションだった。
作品が完成してからも腐敗によって刻々と変化していくのね。


お腹が空いてたので先に腹ごしらえ。

ウニつけ麺。超小盛りの白米につけ汁をかけて食べる締めが禁断の味だった…🤤🤤



満腹になったので、いざマティス展!

割と夜に来ることが多いけど、天気がいいお昼だと滑らかな窓の綺麗さが際立つな…!

アンリマティスは美術史的にはフォービズムで有名な画家なんだけど、今回はフォービズムではなく、晩年に取り組んだ切り絵にフォーカスした展示だったよ🫶

マティスは自分のスタイルに固執せずに、人生の中で何度も新しいスタイルに挑戦をしているパワフルな人。
印象派の描き方や新印象派の点描を取り入れてみたり、現実にはない配色(顔を緑色を塗ったのが有名だよね)にしたのが当時では新しすぎてフォービズム(野獣派)と呼ばれたり、平面の絵画だけではなく立体からアプローチするために彫刻をやってみたり。晩年になってからは切り絵を始めていて、チャレンジ精神がいくつになっても衰えない人。こんな生き方絶対楽しいじゃんね…!見習いたい🥰
もし今生きていたらiPadでのお絵描きはもちろん、生成AIも使ってみてたんじゃなかろうか、なんて考えた。


切り絵はアトリエの壁に一旦貼っておいてから作品にしてたらしい。切り絵だらけのアトリエ。
この作品も左上に貼られていた。
キービジュアルにも使われていたブルーヌード。
青だけど、均一な青じゃないな…?と思っていたら、マティスの切り絵はアシスタントが塗った紙を使っているんだって。色画用紙を切っていたわけではなかったのね。
いろんなモチーフがある。

切り絵は絵画と違って、モチーフを切った後に置き場所を変えたり並べ替えたりが自由にできる。制作途中では色んなパターンを試した様子が写っていたよ☺️

デジタルアートだと自由自在に切り貼りできるのは当たり前だけど、そんなものはなかった時代だから切り絵は画期的だったのかな。デジタルアートはマティスが生きてたら好きそうだなと。

人間が写ってないから分かりにくいけど、すごく大きい。コンビニの建物くらいのサイズ(???)


今回お目当てだったのはマティスが手がけた礼拝堂の丸ごと再現。

古典的になりがちな宗教装飾だけど、現代的な芸術を取り入れても良くない?な思想の修道士に招かれて、礼拝堂を手がけることになったんだって。

マティスのモチーフ、「藻」もステンドグラスに
礼拝堂の模型。ゴリゴリの古典的な装飾とは全く違う、シンプルな造り。
司祭が着る服もマティス仕様。可愛い。
厳粛で重厚な感じの服を着るだけが、信仰心を表すわけでもないもんねぇ。


お目当ての実物大に再現された礼拝堂。

うわぁぁ〜すごい〜🥹美しい〜!
実物大とか豪華すぎん???(興奮)

ステンドグラス越しに入ってくる陽の光が、礼拝堂の壁や床に描く模様まで再現されている。

美〜!!反射する光がたまらん!!

礼拝堂の光は外からの採光ではなくて、ライトで再現されているので、1日の光の移り変わりを短時間に圧縮してタイムラプス的に見せてくれる。

この展示が楽しすぎるので見て!!!

朝。チュンチュンと小鳥の囀りと共に明るくなる。
写真からはみ出てる左側のステンドグラスから陽の光が入ってくる。
午後。太陽が傾いてくると奥側のステンドグラスから光が。美しい〜!
夕暮れ。暗がりに浮かぶキリスト像(写真からはみ出てるんだけど)と、ぼんやり明るいステンドグラスがエモい。この時間が1番好きだなぁ
日没後。真っ暗になる。

今回の展示会では言及されてなかってけど去年の展示で読んだ話で、マティスはこの礼拝堂を「信仰心に関わらず頭がスッキリできる空間を!」な思想で作ったんだって。

時間と共に移り変わる光の様子が美しくて、いくらでも座っていられそうな礼拝堂。雑念を忘れて眺めていられるから確かに頭はスッキリしそうだなぁ。

毎回1枚買うことにしてるポストカード。
今回は迷わずコレに。本物は床が大理石だから床の反射も美しそうだなぁ。



まとめ

最近のエモ活、マティス展を振り返ったよ。

今回のエモは
・モチーフを自在に動かせる切り絵の自由さ
・礼拝堂の光の移り変わりが美しすぎた
・国立新美術館のツツジが満開で嬉しい

でしたっ!


エモ活記録マガジンはこちら。

エモーショナルで豊かな人生にしていくぞっ🥰



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