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80点は甘い?苦い?「平均値」シリーズ2 努力の本質とは

あなたにとっての80点はどんな味ですか?
冷めた味気ないコーヒー、可もなく、不可もない普通のホットコーヒー、甘くてごちそう感たっぷりのカフェオレ。そしてすっきりとして喉越しの良いブラックコーヒー。

私にとっての80点はとても冷たくて味気ないコーヒーなんです。

でも誰かにとっての80点は甘くて暖かい、ご褒美のようなカフェオレ。(ポカポカしていて温まりますよね)
また違う誰かにとっての80点はすっきりとしたブラックコーヒー。(達成感のような味かもしれません)

人によって80点って違いますよね。

「80点」?とても漠然としています。

これから私の実体験を踏まえて「80点」の「意味」と「意義」を綴っていきたいと思います。

私は以前、ある塾で講師をしていたことがあります。塾は全国で展開されており、北海道から沖縄の離島まで広いネットワークがあります。

私は実家からほど近いその塾で塾長に従事していました。
教え子の層は幅広く、小学生〜大人の英会話まで。

私が受け持った生徒で多かったのは中学受験、高校受験、そして大学受験を控えた生徒たちでした。

ある日。
中学3年生の男子生徒に期末テストの結果をたまたま電話で報告してもらう機会がありました。
彼は「62点」。小さい声で答えました。科目は英語。
電話の向こうで「う〜ん。」とご両親の力なき呻き声。私も心の中で「こりゃ心配」と。

そして次に数学のテスト結果を聞いた時、

「80点!」彼は大きな声で嬉しそうに答えました。
「きゃー!」「おお〜!」
「は?」と私。

「きゃー!」と「おお〜!」は生徒のご両親からの大声。
「え?  は?」と内心驚いている私。

この驚きの正体とは・・・

私の「80点」と彼ら親子の「80点」のこの温度差よ  泣

私は小学生から中学生まで勉強と読書さえしていれば幸せな子供でした。
完璧主義ゆえ、「テストはしっかりと良い点数をとる」

その基準は90~100点。もちろん5教科全てにおいて。
そしてそれを実行し、高校、大学へと進みました。

私にとっての80点は冷めて味も無くなったコーヒー。物足りなくて飲めません。私にとってはかなり残念な点数です。

しかし彼と彼のご両親にとっては心がウキウキして叫んでしまうくらい美味しいブルーマウンテンだったのかもしれません。きっと達成感があったのでしょう。

この時「80点」は人によって全く違った意味と意義があるのだと改めて感じました。

80点って、平均値よりもずっと良い点数ですよね!

私が感じ取った80点の意味、それは「まずまずの高得点」でした。

ではその意義とは。


偶然、たまたまの80点に終わらせず、80点をキープして行く。

「実はこれが本当に難しいんです」

もう一回書きます。

「実はこれが本当に難しいんです」

私はずっと90~100点をキープしていましたが、努力で勝ち取ったものです。

最初に80点をとった時「最高」ならば、その「最高」を継続させるためには毎日の努力が必要になります。
「予習・復習」です。

そして目標を設定し、スケジュールを管理します。

・今日は何ページ書いて覚える
・何分間朗読、暗記する

自分のペースに合ったスケジュールを編み出せばいいと思います。
そしてアウトプットをします。スケジュールを可視化し、紙に書いて毎日見えるところに貼っておく。
アナログですが、これが最強だと私の実体験から証明できます。

iPad やスマホを使ったデジタルな管理が合っている人はそれでいいと思います。
次のテスト結果が80点以上なら良し。

60点台、70天台ならどこに問題があったのか遡って分析することも大切です。私たち大人もそう。皆んなそうなんです。

現在、あなたが10点、20点でも問題ありません。

大切なのは「向上心」と「知的好奇心」です。

スケジュールを立て、
10点を20点にすること。
それがあなたの実績となります。

10点から11点。成功です! 11点から12点。これも成功。
たとえ小さくても、一歩を踏み出せたら、それはあなたの成功です。

こういった小さな「成功」は、あとにあなたの自信と価値になっていきます。

「自信」はあなたの自己肯定感を高めてくれます。

私にとって努力の本質とは「継続」することです。

あなたの80点はどんな味ですか?
甘い?苦い?美味しいですか?

良かったら教えてください。
そしてあなたが考える「努力の本質」とは何かを教えてください。

今日はここまで。

お読みいただきありがとうございます。






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