ホンモノのポジティブ思考とは?
COCOです🎈
『うつな気持ちが軽くなる本』という書籍を読んでいるのですが、その中で登場した、ポジティブ思考の捉え方が勉強になったので、記事にまとめてみようと思います。
原始時代の発想
ストレスがかかる状況に置かれた時、どのように考えて乗り越えていけば良いか、そのヒントは、原始時代にあるようです。
少し、原始時代の人類の生活を想像してみます。
一日中動き回っても、獲物が手に入らない時、どんな気持ちになるでしょうか。
きっと「このままずっと獲物が手に入らないと、餓え死してしまう」と、ネガティブに考えると思います。
そうすることで、獲物を捕らえるための工夫が生まれていきます。
しかし、よくない可能性ばかりを考えていては、緊張が走り、思うように行動ができなくなってしまいます。
そこで「何日か経てば、獲物が手に入るかもしれない」「仲間に助けてもらえるかもしれない」と、ポジティブに考えます。
そうすることで、焦らなくてもいいということに気づき、気持ちが楽になってきます。
この「短期的にはネガティブに、長期的にはポジティブに」という発想がポイントです。
ホンモノのポジティブ思考
ポジティブ思考とは、単純に「何の根拠もないけれど、上手くいくだろう」と考えることではありません。
現状に危機感を持ちながらも、将来の可能性を信じて、いろいろな工夫をしたり、手立てを考えたりすることができる考え方のことです。
物事が上手くいかない時、危機感を持つことは、自然なこころの動きです。
ですが、よくない可能性ばかりを考えていると、こころの元気が失われます。
物事が上手くいくように、工夫をしたり、手立てを考えたりするためには、こころの余裕が必要です。
そのために、将来が良くなっていく可能性を信じることが大切なのです。
自分との接続
短期・長期という、時間軸を超えた視点で、物事の捉え方を変えるという考え方が、私にとっては新しく、勉強になりました。
これまで、認知行動療法の考え方を使って、ある時点の物事について、ポジティブな側面・ネガティブな側面の、両方の側面を見つけるということは、経験がありました。
ですが、時間軸という視点で、物事の側面を見つめるという経験はなく、新しい切り口だな、と感じたのです。
今後、自分の考えが偏っているな、バランスを取りたいなと思った時、時間軸という切り口でも、自分の考えを見つめ直してみようと思います。
COCO🎈