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朗読ノオト
2019年11月3日 16:26
朗読、今日は太宰治の『朝』この一本のロウソクが消えたら、私は何を仕出かすか分からない…友人の娘の暮らす家。その娘が仕事で外出中の間、そこを仕事場に使わせてもらう「私」だが、ある、しこたま酔っ払った日の帰り、「泊めてくれ」と転がり込んでしまう。娘と、深夜、二人きり。停電で、灯りはロウソク一本。酒。私と私が、消え入りそうなロウソクの灯りの中、必死の闘いを繰り広げる短篇です。お楽 もっとみる
2019年5月5日 13:55
有名なやつ、朗読しました。こんなに、作者の筆が疾走しているのが分かりやすい作品も珍しいと思います。ノリノリの太宰治の姿が浮かんでくるような、そんな勢いが感じられます。文体の力強さ、弾けるようなリズムの良さ。声に出して読むと、一層その大胆さに驚かされます。完全に、声に出して読まれる事が視野に入っているような文章。太宰治の作品はどれもその要素が強いと思いますが、ことさらこの『走れメロス もっとみる