サボり癖のある方必見!最強のリモートワークの仕事術
みなさんこんには。BYARD執行役員/VP of Customer Success 兼 エンプロイーサクセス事業本部、本部長の鈴木高太郎です。
今回はエンプロイーサクセス事業本部(人事責任者)の立場としてリモートワークで苦戦している方に向けてのちょっとしたtipsを書かせてもらいます。
サボるって?
突然ですが、私は昔から人から見られていないと仕事ができません。学生の頃も一人で勉強することができなくて、カフェなど誰かがいるところでよく勉強をしていました。そんな私が大人になっても、当然その性格が直ることはなく、今でも人に見られていないとすぐにサボってしまいます。
サボるって具体的にどんな感じなのか?というと、ゴロゴロするとかちょっと寝るとかSNSをずっと見ているとかそんなところでしょうか。
流石にゲームをやり始めたりとか気になるドラマの続きを見るとかそういうのはないのですが、要はダラダラしちゃうんですよね。
サボるサボると言っても、私はある程度人より短い時間でアウトプットを出せている自信もあります。そんなサボりまくりの私が、どうやってリモートワークを成立させているのかお話をさせてもらいます。
結論からお伝えすると「人に見ててもらう環境を作る」です。
壁打ちの時間
パッと見ておわかりの通り、30分のショートミーティングが沢山入っているのがわかると思います。全てが全てそうではありませんが、その中には壁打ちの時間を入れてます。壁打ちという言葉が超便利なので、ものすごく多用してます。
そこで、私の壁打ちの内容や目的を整理してお伝えしたいと思います。
一般的にビジネスとしての壁打ちの考え方としては、以下のような考え方であるという前提でお話をさせていただきますね。
私が利用している壁打ちのタイミングはいくつかの種類があります。
やりたいことは見えているが、整理するのに一人ではどうも進捗が悪い時
やらないといけないことは見えているが、ノーアイデアで全く方向性が自分なりに見えてない時
自分の中でやろうとしていること固まっているが、複数人巻き込まないといけない時
このように羅列していると、"壁打ち"という言葉を自分の都合が良いように拡大解釈していることがよく分かりますね(笑)本来の意味は1.のみですからね。それでは、2、3についてもう少し深堀りしてお話をさせてもらいます。
やらないといけないことは見えているが、ノーアイデアで全く方向性が自分なりに見えてない時
声を掛ける時は「壁打ちお願いします!」と声をかけますが、事前に用意しているアジェンダはものすごく簡素なものです。だって、方向性すら決まってないですから(笑)
このようなケースの時に用意するアジェンダはこんな程度です。
壁打ち相手は最初はびっくりしちゃうかもですが、Slackで事前に全然アイデアないんです〜って書きながらアジェンダを送るということをしております。
事前にお伝えしておけば、相手もそれなりに考えて打ち合わせに挑んでくれます。何より"何も無い"と明言しておいた方が、壁打ち相手もイチから考えればいいのね。ってなるので相手のストレスにもならないですよね。
自分の中でやろうとしていること固まっているが、複数人巻き込まないといけない時
このやり方ができるようになったのは私がある程度、精神的に成熟してから気がついた方法です。
声のかけ方としては、やはり同じく、壁打ちお願いします!ってことになりますが、目的は全く違います。今回のケースはもうすでに自分の中ではかなり解像度も高く、ブラッシュアップするレベルの段階であえて壁打ちをして意見を聞くということです。
このステップを踏むことによって、メンバーを巻き込むことがとてもスムーズになります。
例えば現在、4名のCSチームですが、私から3人を一度にやりたいことを説明して、協力を仰ぐことはとても労力が必要となります。なので、やろうとしていることを一人だけ巻き込んで相談をすることで、2名で2名を理解させようとするのですが、一気に楽になりますよね。
そうなんです。
壁打ちという名の意見を聞いているだけでもうすでに壁打ち相手はこのやろうとしていることの協力者と自然と巻き込むことができるのです!
もの凄く簡単なことですが、なぜ私は精神体に成熟してからじゃないとこのコロンブスの卵ような手法を使えなかったというと、根回しなんて意味のない作業だと思っていたからです。
なので、根回しという概念をビジネス人生において考える時間がとても少なかったのです。むしろ全く頭にありませんでした。ただ、根回しという概念ではなく、フォロワー作りって考えたらスッと腹落ちして自然と行動をすることができました。
この作業は効果が抜群で、やろうとしていることはスムーズに進みますし、なにより、自分一人で考えているよりもブラッシュアップされた状態でみんなにシェアができるということです。
いかがだったでしょうか?
一人で悶々と考える時間をなくして、周りの人を巻き込んでいくことでサボることもなく、尚且つ、クオリティが高いアウトプットとフォロワーを自然と増やしていくことができる壁打ちという文化は素敵だと思いませんか?
これまで相談したくても躊躇していた過去の自分とはお別れが出来そうですか?
今回この文章を書いて感じたことはサボりたくてサボっているんじゃないって私は思い直しました。ただ、悶々として息抜きで休憩をしたら戻って来れないだけで仕事をしたくないんじゃないんです。
ただただ悶々としていることから自己逃避していただけなんですよね。壁打ちは恥ずかしいことでもなんでもないので、今日この記事を読んだ方々は今から実践してみたらいかがでしょうか?
最後に壁打ち相手を探すコツに触れて終わりにしたいと思います。
壁打ち相手を探すコツ
前提として、壁打ちする相手は自分よりも仕事が出来る人じゃないと意味がない。さらに、自分よりも仕事が出来る人は自分より忙しいからその時間を自分のために使わせてしまうのは申し訳ない。
というお考えの方はその考えを捨ててください。
まず、ご自身より仕事が出来る人に相談しなくてもOKです。また、ご自身より忙しい人でも「壁打ちさせてください!」って言われたら嬉しいはずです。誰でも頼られるのは態度に示さなくとも嬉しいはずです。
相談された方は自己肯定感はバク上がりして、相談された内容に対して結果を残したいと思うはずです。こんなことまで考えられないのか?って思うことは無いと思います。100歩譲ってそう思われても少なくとも相談相手のことを可愛がってくれるはずです。
その前提でお話をすると極論、あなたが話したいなと思う人で良いと思ってます。私もCorporateとbiz側の人間ですが、普通にエンジニア側の方とも壁打ちをしてます。
普段ビジネス上で見ている視点が違う人の意見はとても新鮮ですし、それと同時にこちらが考えていることを共有することができますからね。
ここまで記事を読んでそこまで振り切れないよ!って方には以下のような方法をオススメします。
ここまでご理解をして頂いて、それでも行動に動かすことが難しければ普段のコミュニケーションを見直すことをオススメします。
それはご自身が悪いというわけではなく、その判断ができないぐらいのコミュニケーションが不足してしまっているので、業務以外の会話を楽しむようにするとより判断材料が揃ってくると思います。
リモートワークは、自分の時間が十分取れるというメリットがありますが、自分の時間をいかに生産性を高くするためにどれだけ周りを巻き込むことが大事だと思ってもらえれば嬉しいです。
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