
青空が、青すぎるから。
晴れていることはいいことだと
されているけれど。
昔、わたしは晴れている日が
あまりすきではなかった。
たぶん心を病んでいた時だと思う。
青空が、あまりにも青すぎて。
太陽よりもあの青にやられていたん
だろう。
お天気だと悲しいことがある。
世の中にはたくさんの色が、ばらばらに
あって。
そのばらばらなものをまぜたり
とけあわせてみてもうひとつ
ちがう色を作ってみたいと
思う人がいる。
画家の目はいつもどこをめざしながら
色を想っているんだろう。
絵の番組で、プルシアンブルーという色に
ついていろんな方面から紹介していた。
画家のルノワールが、
<その色はとてもあやうい色だ>と言っていたと
いう文章だけが、わたしの中にぽつりと
映像として残っている。
わたしは絵を描かないのでその意味合いを奥深く
理解することができないけれど、
でも印象的に記憶されている。
じぶんが存在するずっと前から存在していた
産みや空の<青い色>の前ではいつも目が立ち
止まる。
無条件に反射してしまうのだ。
理由もきっかけもよくわからない。
色そのものだけじゃなく、だれかが
ブルーとかたちづくるときの唇のかたちと
音にも、どことなく心が刺激されてゆく。
番組ではどうしてあの色があやういのかというと
<まぜてしまうとプルシアンブルーは他の色を
くってしまうからだ>
と、もうわたしにとってはじゅうぶんに
深淵なことを言っていた。
まぜるときけんな色について、どうして
こんなに気になってしかたないんだろう。
全然きれいに生きられないけれど、絵だけは美しくありたいと思っているよ#art #painting #drawing #photography pic.twitter.com/4GcH5AQtpQ
— ゆめの (@yumeno_art_) December 5, 2018
いまゆめのさんの絵のタイトルのような
こんな気持ちになっている。
そう想いながら、いたづらに想像してみたのだ。
仮にじぶんがどこかの何色かだったとして、
プルシアンブルーみたいな紺青色と出会った
としたら、どうだろうって。
すこしずつとけあっているうちに、とけて
りんかくをなくしてしまうのも、
しあわせかなぁとふと想ったりした。
人はそれぞれの色をもって生きている。
色をなくしてしまいそうなことも
時にはあるけれど。
それでも光をみつける#art #artwork #drawing #photography pic.twitter.com/Er4pRk98Es
— ゆめの (@yumeno_art_) February 26, 2019
そう「それでも光をみつける」。
見つけようとしてみたくなるって
そういうことをふと想ってしまう。
きみの言葉だけが 忘れられない#art #painting #drawing #photography pic.twitter.com/6cqDTFx9VL
— ゆめの (@yumeno_art_) May 31, 2018
コレクションしていた君のことば。
いまももってるよ。
雨のふりだした青にほどとおい空色の夜です。
君の住んでいる街は3駅むこう。
そちらの空はどんなぐあいですか。
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今日はまつおさんの企画に参加しています!
あおい夢 眠りつづける 化石のように
いつの日か なくしてしまう 欠片をもって
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