![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/36181475/rectangle_large_type_2_412c87539baee22f7bcc59148654cc04.jpg?width=1200)
58.ヨークのヒーロー?反逆者?ガイ・フォークスと伝統菓子
宿泊先のB&Bは、ヨーク駅から徒歩15分のところだった。
バス停も近くにあったけど、バスには乗らず歩いてみた。
イギリス感満載の、B&B。お部屋は、ダブルベッドの広々とした部屋だった。
ロンドンとは違い、ここもすごく静かだった。
私が住んでるところが異常にうるさいのかもしれない。
おかげさまでぐっすり眠れた。
朝起きて、出かける時にオーナーさんに声をかけられた。
「観光?」
「仕事を探しにきました。」
「いい仕事がみつかるといいね!」
と会話をした。まだ全くVISAとか持っていなくても、関係ない。人生計画のための旅だから。
ヨークの街ガイドツアーに参加してみた。まずは歴史を知って、街の隅々まで歩きたかったから。途中休憩ありの2時間コース。
集合場所に行く。ツアーのスタートまでまだ時間があって、お手洗いに行きたくなった。
もう待機していたガイドさんに近くにお手洗いないか聞いてみた。
「あのレストランなら無料で貸してくれると思う。とりあえず入り口入ってちょっと行って左のドアがお手洗いだよ」
と。
ちなみにガイドさんとの会話でお手洗いは「loo」と呼ばれていて、おおおおお!イギリス英語!と感動していた。
私も渡英前は(英会話の先生がイギリス人だったので)イギリスでお手洗いを意味する英語はLooだと認識して、Looと言うように心がけてたけど。
何度も言うが、ロンドンは国際色が豊かすぎてLooなんて呼ばない。toiletと普通に言う。
でも、語学学校の先生からはtoiletと呼ぶのは下品、日本語でいうと便器という感じと教えてもらった。bathroomと呼ぶのがオススメとのこと。
※いつか記事になるアイルランド編では、バスルームと言われるとお風呂場だと思うから、トイレはトイレでしょ!!とタイ人の方に注意されました。笑
話は逸れたが、とにかく案内されたレストランに行った。
ホテルと兼用のレストランで、ほんとに無料で貸してもらえた。
すると、その建物にブルー・プラークが設置されていたことに気づいた。
読んでみると、、ガイ・フォークスのプレートが!!!!ここであのガイ・フォークスが産まれたそう。
ガイ・フォークスは、1605年に発覚した火薬陰謀事件のリーダー的存在として知られる人物である。
ヨークシャー地方では特に人気人物のガイ・フォークス。ちなみにハロウィンは10月、ガイ・フォークスナイトというイギリスならではの(特にノース中心に行う)イベントを11月上旬に行う。それもあってハロウィンが馴染まずすっ飛ばして、ガイ・フォークス を祝うことが多いらしい。
このガイ・フォークスナイトは花火(爆竹的なタイプ)を街中で爆発させて、煙まみれになるお祭りらしい。いつか必ず行ってみたいお祭りのひとつ。
ロンドンは、この爆竹的な花火が街で使えないため、そんなにポピュラーじゃないイベント。その代わりにめっちゃハロウィンしてます。
あとこの時期に食べるとされるparkin cakeがめっちゃくちゃに美味しい。スパイスとジンジャーが効いてる伝統菓子。
Leeds 出身のイギリス人友達からparkin cakeのレシピを教えてもらい、日本にいるときに一緒に作ってから、よく作っていた。
寒さから身体を守るために、ジンジャーをベースにしたミックススパイスで身体を温めて免疫を高める役割があるんだと。
見た目は可愛く無いけど、本当に美味しい。
だけど、これもロンドンではこのparkin cakeは有名じゃない。イギリス人の語学学校の先生でさえも知らなかった。
ガイ・フォークスの歴史を学ぶ授業が語学学校であって、授業中に「このシーズンにはparkin cakeを食べるんですよね?」と聞いたら「何それ?」と言われる始末。笑
イギリス伝統菓子は本当にどれも美味しいんですよ。レーズンとかシナモンが好きな人はハマると思います。
そんなこんなで、たまたた入ったお手洗いが歴史ある建物で、感動した私。
その後、ツアーに参加した。
つづく