21.偉大なる音楽家にご挨拶
ウィーン3日目
まだ3日目です。いかに私が超充実したウィーン旅行を堪能したかお分かり頂けると思います。
3日目は、音楽家の眠る墓地へ挨拶をしにいく日です。
広大なCentral Cemetery
音楽家はCentral Cemetery (ツェントラールフリートホーフ(ウィーン中央墓地)) にて眠っています。
物凄く広大な墓地でゲートも北門、南門といった具合でたくさんあります。
ゲート付近には大体駅があります。
これが墓地敷地内のマップ(収まりきってない)。どんなに広いかお分かりいただけるだろうか。
私は降りる駅を一駅間違えてしまって、墓地内をめちゃくちゃ歩きました笑
ちなみに、各ゲートにはお花屋さんがありお供え用にお花が買えます。€5から花束が買えます。
私は2束花束を買っていきました。
音楽家が眠るエリアは、多くの観光客で賑わってました。ほとんどの人はお花を持たず記念写真を撮ってる人ばかりです。
音楽家が眠るのは32Aのエリア
ヨハン・シュトラウスⅡ、シュトラウスファミリー、ベートーベン、シューベルト、ブラームス、などなどもう超スーパーエリートが眠ってます。ちなみに、モーツァルトも墓碑がありますが、実際の埋葬地とは異なるそうです。
シュトラウスⅡの前に来たら、涙がドバドバ流れました。
この人の音、この人から生まれた音楽で、私の人生は豊かになったし、助けてもらいました。私だけでなく、多くの人々が同じだと思います。
ありがとう、ありがとうと伝えながら、愛を送りお参りしました。
シューベルトさんには「シューベルトさん、私はあなたの作ったピアノ曲が弾けなすぎて、ピアノの先生にめちゃくちゃ怒られましたよ。なんて曲つくってんすか!腕何本あるんですか!」とも伝えました。
すぐ横で眠るベートーベンさんには
「ベートーベンさん、あんたに憧れてとんでもない曲作った若者が横にいますけど、ほんとあなたがとんでもないです。存在がとんでもないです。あなたの曲、子供の頃は全く好きになれなかったけど、大人になったらあなたの曲が大好きになって今じゃプレイリスト作っちゃうくらいだよ!大好きだわ!バカヤロー」
と伝えた。
各音楽家のお墓の前で、気持ちを伝えてお花を添えて。
そしてまたシュトラウスⅡの前でお祈り。
「ここまで、呼んでくれてありがとうございました。これからも死ぬまであなたの音楽は私の人生を支えてくれます。これからもよろしくお願いします」
とお伝えして手にある花束を全て置いて、その場を跡にしました。
「30歳になる前に、やるべきことやれた。ほんとに良かった。」
と心の底から感謝の気持ちでいっぱいになりました。
つづく
Vienna Central Cemeteryについて
Vienna Central Cemetery(ウィーン中央墓地)は多くの著名人が眠る墓地です。音楽家の他にも、政治家や文芸家などウィーンの歴史を支えた重要人物が眠っています。音楽家エリアには、音楽家の表示がありわかりやすいです。