梅干や梅酒より簡単手作り。ご近所さんに教えてもらった「梅味噌」とは
移住した豊前の家の庭には梅の木がある。
完熟して落ちていく実を見て、このまま腐らせてしまうのは申し訳なくなってきた。
ネットで調べて何とか梅酒なら作れるかなと実を取っていたら、その量に驚いていた。
これ全部梅酒にするのか…?(失敗したらやばい)
そこに農具を積んだ軽トラがキュッと停まり、「あなた梅味噌(うめみそ)知ってるか?」と初めましての男性が顔を出した。
「うめみそ?いえ、知りません」
「梅干や梅酒より簡単だし旨い。体にもいい。よかったら嫁のレシピを教えるよ」(←ぜひ)
と梅味噌のレシピをその場で教えてもらった。
梅味噌とは
梅味噌とは、生梅と味噌、砂糖を混ぜて作る調味料のこと。自家製でありながら、3年以上ももつという万能調味料なんです。梅味噌の歴史としては、記述が残っていないようで、どこの地方で初めてつくられたのかは不明です。
LEE公式サイトより引用
https://lee.hpplus.jp/kurashinohint/1406693/
生梅・味噌・砂糖を混ぜて作る「調味料」のようだ。
梅酒や梅干しで使いにくい、傷ついた梅でも気にせず使えるのが「梅みそは簡単」である理由らしい。
長期保存にも向いていて、あるサイトでは「3年」と書かれていた。
メディアで「簡単にできる養生食・万能調味料」としても取り上げられていたようだが、テレビや雑誌をあまり見ないので、今回初めて知るところとなった。
教えてくれたレシピ
通常味噌と砂糖と梅干しが1:1:1の割合で作るけど、そのままだと甘すぎるから梅1kgに対し700g〜800gで作ると丁度良いとのこと。
味噌、梅、砂糖と容器の底から順に重ねていき、約2ヶ月待つだけ。
野菜につけたり酢の物に使うととても美味しい!そうだ。
味噌は出汁入りではない、シンプルな味噌がよいとも仰っていた。
(↑作り方が似ていたサイト。具体的な作り方はこちらをどうぞ)
(↑梅干しを使った簡単梅みそ。これもいい)
おわりに
ネットで調べたら梅味噌の作り方はあったけど、あの時声をかけてくれなかったら、存在を知ることはなかったと思う。
通常は青い梅を収穫して、梅味噌や梅酒を作るそうなので、我が家はかなり遅い時期の収穫ということになる。
梅のことを知っていそうにない新しい住人に、「簡単だし、青梅じゃなくても作れるし旨いぞ」と知恵を授けてくれたのだろう。
よく聞くと、近くに住んでいる方で、移住した当初一度挨拶を交わした方だった。
豊前の人々の「どこの馬の骨か分からない人間への親切レベル」はやはり高い気がする。
うまく作れても作れなくても、いずれ梅味噌の出来栄えをお伝えしたい。
最後は腐敗防止に砂糖と味噌の層でフィニッシュすること。
その後のnote
↑梅味噌より簡単?! noterさんが紹介していた梅シロップも作りました。
↑たぶん完成しました!
冬が旬のレタスや水菜には梅味噌ドレッシング。