見出し画像

1日に映画館で4本鑑賞『アクアマン/失われた王国』『ダーティハリー(35mmフィルム上映)』『カラオケ行こ!』『枯れ葉』【映画レビュー】

娘が友達と家でクッキーを作るとのことで、家族から半強制的に1日外出許可をもらった。ということで、映画を4本一気に見ることにした。



『アクアマン/失われた王国』


★★★☆☆
鑑賞日:1月20日 9:40~11:50
劇 場:ミッドランドスクエアシネマ スクリーン2
監 督:ジェームズ・ワン
出 演:ジェイソン・モモア、パトリック・ウィルソン


『アクアマン』の2作目。

1作目は本気で傑作だと思っている。

少しでも話が停滞すると、いきなり爆発が起こって無理やり進行するノリが最高だった。このテンポの良さ、景気の良さ、わかりやすさ、を兼ね備えた潔いの良い構成はなかなか貴重。

そして、2作目も爆発は抑えられているが基本的には同じである。

1作目でひと悶着あった弟と仲直りして、兄弟協力して宿敵を倒すぜ。
途中色々あるけど、力業でぶちのめすぜ。

内容はこれだけだ。

しかも、ゴキブリを食べるとか、おしっこが顔にかかるとか低レベルなギャグが満載。

チーズバーガーにビール、タコスにテキーラ。
ギネスのロング缶を冷蔵庫に常備したくなった。


『ダーティハリー(35mmフィルム上映)』

クリント・イーストウッド 当時41歳

★★★★★
鑑賞日:1月20日 12:20~14:05
劇 場:ミッドランドスクエアシネマ スクリーン7
監 督:ドン・シーゲル
出 演:クリント・イーストウッド、アンドリュー・ロビンソン


なんと、『ダーティハリー』のフィルム上映をやっているではないか。

オリジナルはアメリカで1971年、日本で1972年に公開。
当然、生まれてもいない。

なんとなくテレビで見た覚えがあるが、腰を据えて鑑賞するのは初めて。

客席は9割方埋まっている。
95%が男性、若い人もいるがほぼおじさん、いや、おじいさんがメインだ。何しろイーストウッドが御年93歳!なのでリアルタイム世代は高齢者の方々となる。

本編がはじまる前のカウントダウン映像からフィルムならではの質感が全面に出ており、これだけで気分が上がる。

内容はもう最高の最高でございます。

嬉しい驚きだったのは劇伴のカッコ良さ。

オープニングの現場検証のシーンで鳴るドラムス。
このキック、スネア、ハイハットだけで悶絶。

これはブレイクビーツではないか。
というかサンプリングソースの元ネタ的な音。
ロイ・エアーズとかあの辺の感じ。

スポティファイにありました。

クラシック作品を劇場で、しかもフィルムで見られるのは何とも贅沢な体験ですねー。


『カラオケ行こ!』

★★★☆☆
鑑賞日:1月20日 14:25~16:25
劇 場:109シネマズ名古屋 シアター9
監 督:山下敦弘
出 演:綾野剛、齋藤潤


ミッドランドスクエアから徒歩で109シネマズ名古屋に移動しました。

『カラオケ行こ!』、前情報ほぼ無しで鑑賞。

見終わった後の感想、
これは漫画だな、と思ったらやはり漫画が原作でした。
中学生がヤクザに歌を教える話という、いかにも漫画的な設定なもので。

良い作品だったなと思いエンドクレジットを追っていたら、

監督 山下敦弘
脚本 野木亜紀子
劇伴 世武裕子

と強力なラインナップが名を連ねていた。
それは面白いはずだ。

主演の綾野剛は勿論、脇役も良い味をだしている。
特に合唱部の後輩、和田君。
セリフ回しも表情も良いです。


「紅」だーーー。


『枯れ葉』

★★☆☆☆
鑑賞日:1月20日 17:25~18:50
劇 場:ミッドランドスクエアシネマ スクリーン12
監 督:アキ・カウリスマキ
出 演:アルマ・ポウスティ、ユッシ・バタネン


再びミッドランドスクエアに戻り、本日最後は『枯れ葉』。

フィンランドのアキ・カウリスマキ監督作。
名前は知っているが映画は見たことが無いカウリスマキ。

こんなにもアート映画然とした映画を見るのは久しぶりである。

多くは語らずに抑制された映像で行間を読ませる感じ。
美しい画にうっとりとしていたら眠気が・・・。

酒ばっかり飲んでいて仕事をクビになりまくるくせに「指図されるのは嫌だ」と突っぱねる主人公。たぶん良い奴です。

上映館も上映回数も少な過ぎるためか、客席は超満員。
もう少し広く見られてもいい映画なのでは。
何となく伏見ミリオン座で公開されていそうな作品なので是非ミリオン座でも。


ということで、1日に4作品を見たがスケジューリング的にはあと3本はいけそう。
次回は1日7本を目指す。

(text by President TRM)





いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集