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不適切な言動の嵐なのに、笑って唸って着地する/金曜ドラマ『不適切にもほどがある!』

待ってたよ、このときを。

ありがとう、クドカン(泣)。

最高か、サダヲ。

キレる仲里依紗ちゃん、もっと見たい。

ムッチ先輩、昭和でも令和でも存在しているの?
もしかして令和の秋津くんは、ムッチ先輩の息子なのか?
小川の孫なのか?

視聴していない方には、何言ってるかさっぱり分からないだろう。
これです。
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(以下、一部ドラマの内容を含みます)

最初から飛ばす、飛ばす。
不適切な発言オンパレードに、テロップ何回流すのよ。


どこでも煙草をスパスパ吸いながら、どこでもずっと叫んでいるサダヲちゃん。煙草のシーンを観ながら、NHK大河ドラマ『いだてん』の喫煙シーンにクレームが入ったことを思い出していた。あのときクドカンは何を思ったのだろう。

ケツバット、懐かしい(と言ったら逆に怒られそう)。尾美としのり、鶴見辰吾、キョンキョン、マッチ、カセットテープ(AXIA!メタル!!)、バック・トゥ・ザ・フューチャーと、昭和を知る人間、いちいち反応する展開に。

それよりも、最後までスマホを「うすくてツルッとしたやつ」と説明している小川(サダヲちゃん)に笑う。「耳からうどん」「耳からひじき」に笑う。

「どこのキヨシ?」
「四丁目のキヨシ」
なんだ、この会話。

「なんだよ寄り添うって?ムツゴロウかよ!」
確かに(笑)。

後半、突然秋津くんが歌い出したときには「何を見せられているんだろうか」と、血の気が引いていくのを感じたが、いまだに「話し合いましょう~!話し合いましょう~!」と「炙りシメサバ~」の合いの手が、頭から離れない。

噛み合わない令和と昭和の激論を、ミュージカルに落とし込むという斬新な演出。すごい。しかも歌の内容を聴くと、けっこう的を射ていて深い。ちなみに次回予告にもミュージカルのシーンがあるので、もしかして毎回これで対話する流れなのだろうか。

視聴前までは、主人公の小川が令和にタイムスリップして戻れなくなる話なのかと想像していた。しかしいきなり昭和に戻れたので、「テルマエ・ロマエのトイレバージョンか!行ったり来たりするのか!」とおもしろがっていたら、ラストでたいへんなことに。

吉田羊さん演じる向坂は、バスに乗り遅れたときにかなり焦っていたけど、こちらの親子も令和にしばらく戻れないのだろうか。どういう世界線? 向坂は、自ら昭和にタイムスリップしてきたってことでいいのか? 何のために?社会学者としての研究のため?

後で考えたら、まだ謎が多い。

それにしても袴田さん(←固有名詞だけだけど褒めてる)。マスターの令和バージョンが沼田爆さんというのもツボ。そして小川の同僚・安森役、「この声は!」とすぐ分かったものの、こういうイメージゼロだったので新鮮だった。最近の中島歩さんのイメージは、『À Table!〜歴史のレシピを作ってたべる〜』なので。
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1話を観て相当疲れた。ジムでひと汗かいたぐらいの疲労感。ジム行ったことないけど。

このnoteを読んでも、一切何がなんだか分からないと思うが、まだ頭が整理できないまま、とりあえず書き殴ってみた。

多様性、コンプライアンス、なんでもかんでも寄り添えばいいのか? 寝ても覚めても、昭和のおじさん・小川市郎の問題提起が聞こえてきそう。インパクトが大きすぎて。

テレビを観終えてトイレに行ったら、そのまま昭和に行きそうで慌てた。ここはブラックホールじゃないよね? と覗き込んだ。寝るときは「目が覚めて昭和だったらどうしよう」と思ったが、起きたら普通に令和の土曜日だった。

小川の非日常を、令和の日常から爆笑しながら観る面白さと深さ。「3つの元号を経験するのはお祖父ちゃんぐらい」と感じていたのは子どもの頃。今、自分がそういう立場にいることに改めて驚く。時代の変化を吸収したり受け流したりしながら、この先も生きていかなければならないのだろうな。

面白かった。
よかった。生きててよかった。金曜日までまたがんばる。

第2話からは本格的に渚(仲里依紗さん)が登場するようなので、楽しみ倍増。早く来て、金曜日!

今、私の気持ちはこれに近い。
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乃木がかわいすぎる!(笑)

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ぶんぶんどー
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