日曜夜はドラマで忙しい/再びの脳内俳優名鑑パラパラ。

昨日、久しぶりに柴田勝家(安藤政信さん)や佐久間信盛(金子ノブアキさん)が出てきて、ちょっとテンション上がった人がいたかもしれない。

大河ドラマのことだ。

NHK大河ドラマ『麒麟がくる』第二十七回

あんなにシブかっこいい柴田勝家をテレビ画面で観るのは初めてなので(確か、『利家とまつ』のときは松平健さん。松平さんのかっこよさと違うのですよ、今回の勝家は。その後松平さんは『義経』で武蔵坊弁慶に、『おんな城主 直虎』で武田信玄に転生されたけど……)

※以下、日曜日夜のドラマ内容を含みます。

父上にずっと褒められたかった信長が帰蝶に褒められまくってがんばり、武士になって誰かに褒められたかった藤吉郎(のちの秀吉)は信長に褒められまくってがんばっている。「織田の家来になるか、将軍の家来になるか」この場で決めろと言う信長に、「将軍の家来になる」と言い切った光秀。ああ、また信長が光秀にフラれてしまった。光秀に信頼を寄せるノッブ、光秀に家来になってほしかったのだろうなあ。

放送が再開されてから、何度となく帰蝶さまの名前だけは誰かの台詞に出てくるのに、本人は一向に姿を現さず。ちょっとさみしいのでそろそろ出てきてほしい。


新ドラマ・日曜劇場『危険なビーナス』

さて大河ドラマ視聴後は、東野圭吾さん原作の日曜劇場『危険なビーナス』第1話へと移動。妻夫木くんがテレビドラマに久しぶりに戻ってきた。

「くん」づけしてしまっても違和感ないけど、もうすぐ40歳だなんて。眼鏡をかけて、やや「のび太」の雰囲気を漂わせながら「困っている女性にめっぽう弱い」獣医を演じている。“頼りないけどちょっといい人”が本当によく似合う。だからこそ、映画『悪人』のときの澱んだ目を見たとき心底震えた。その前に、彼への見方が変わったのは映画『パコと魔法の絵本』を観たときだったか。

そして、ノッブ再び! さっきまでサイコパス信長を演じていた染谷さんが、主人公の失踪中の弟役で登場。

(すみません、俳優さんたちがそれを望んでいないことはわかっているけど止められない、脳内俳優名鑑パラパラ)

弟の奥さん役は吉高由里子さん。本当に奥さんなのかちょっと謎めいた女性。

主人公の叔母を演じるのは坂井真紀さんだ。坂井さんは、世話好きなおばさんを演じるととってもハマる。そしてその夫を演じる小日向文世さんは、ハイ、きた! 「いい人そうに見える=怪しい」の最たる人。そして「ガマさん、こんなところで奥さんと平和に暮らしてる」と思ったあなたは、まだ『MIU404』ロス。

この新ドラマは30億の遺産問題が絡むミステリーなので、相関図がいつものドラマより広い。柱の陰から、家政婦とか家政夫とか金田一さんとかが覗いていてもおかしくないレベル。もっとも、大河ドラマや2時間ドラマに慣れている人は、この程度の相関図は問題なく理解できるだろう。それにしても池内万作さんが出演していると、サスペンスの匂いが一層漂っちゃうな。

主人公が「困っている女性にめっぽう弱い」人間なので、ストーリーに恐怖感はないけれど、失踪した弟のことなど謎が紐解かれていく過程を存分に楽しみたい。視聴決定。

新ドラマ『極主夫道』に帰蝶さまが!

それから諸々用事を済ませたら、次は玉木宏さん主演の『極主夫道』第1話へ移動。どうでもいいけど、『極道主夫』って風に書き間違いそうだ……。


極道から足を洗い、家事上手で完璧な主夫・不死身の龍を演じるのが玉木さん。そして、その奥さんを演じるのは川口春奈さん。帰蝶さま、現世でこんなところにいた! 大河にもそろそろ戻ってきてほしい。でもこっちのドラマでも強い女なのね。

龍は、奥さんが忘れたお弁当も怪しげなアタッシュケースに入れて追いかけるし、掃除道具も同じくアタッシュケースに完璧に収めるし、ただ珍しいフルーツを買ったことも「独自のルートでな、どえらいもんが手に入ったんや」って言うし、全部がいちいち元極道だ。

第1話は、
香草 ⇒ 抗争
レンコン ⇒ 拳銃(のことらしい)
会長(婦人会の) ⇒ 会長(組の)
など、勘違いスパイラルに全員が陥るパターンで物語が展開。2つ前の自分のnoteを思い出した。言い間違い、聞き間違い、見間違い、要注意!

ところで行きつけの純喫茶の店長に、『MIU404』ではあっけなく久住に殺られちゃったエトリ役だった水橋研二さんが! あれ? 大城山組の組長には橋本じゅんさんが!! 陣馬さん(MIU404より)、刑事から極道になってるよー。

いちいち脳内俳優名鑑をパラパラさせてしまう、悪いクセ。反省。

しかしこれ、延々続くんだなあ……。

ここに警官で登場するのが、朝ドラ『エール』でミュージック・ティ(ーチャー)を演じる古川雄大さん。さすがに朝ドラ出演者は他にいないでしょ、と思ってたら、ドラマ音楽が朝ドラと同じ瀬川英史さんときている。連鎖、連鎖。

そして最後に登場したのが、出所直後の元極道・虎二郎。演じるのは滝藤賢一さんじゃないか。数時間前まで、大河ドラマで心おだやかな元僧侶・足利義昭公だったのに(笑)。しかも「シャバダバダ~♪  シャバダバダ~♪」「シャバじゃーー」と言いながら刑務所から出て来たよ。

滝藤さんといえば、なんといっても今年はコタキ兄弟と四苦八苦のイメージが強い。ドラマ内で、兄と再会して行きつけになった喫茶店は「喫茶シャバダバ」!!! これは偶然なのか? 狙ったのか?

原作ファンからいろいろ意見が出ているらしいけれど、自分は原作漫画を読んでいないのでそのあたりはわからない。でも面白いので視聴決定。

とにかく、この秋の日曜夜は大変だ

いやはや、この秋、日曜日の夜は忙しい。そのため個人的に困ったことも発生。『極主夫道』の放映時間が、23時からのNHK『アンという名の少女』とかぶるのだ。

片方をリアル視聴できない&わが家は視聴しながら別番組を録画できないので、どちらかを配信で観るしかない(アンはネトフリでも配信あるんだな)。リアルタイム視聴好きとしては、どっちもリアルタイムで観たいのだが。

こんなに日曜の夜が忙しくて、翌日から一週間がんばれるのだろうか。



あ、私、週末休みのサラリーマンじゃなかった。個人事業主だった(笑)。

というわけで、新作ドラマを続々視聴中DEATH!!(まだ若干、半沢の余韻も残ってる)


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ぶんぶんどー
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