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私と彼のこと

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私(じいじ)と彼(孫のNくん)の成長記録。
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2021年2月の記事一覧

私と彼のこと(233)-ちょっぴりずれてる-

ババババンドは今夜も ちょっぴりずれてる
いったりきたりで ゆれつつ進んでる
(奥田民生『MYRY』)

昨晩のオンライン研修では、「ズレ」の視点のズレに気付くことができた。

子どもの興味の対象や、探求のベクトルは、そこに寄り添う大人のそれとは往々にしてズレる。
それぞれが別の人格なのだから、それぞれが自身の主体であることを尊重し合えば、本質的にズレる、と言ってもいいだろう。
つまり、ズレを許容

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私と彼のこと(232)- No means no -

昨日、「 No!! 」と題して、次のような文章を書いた。

彼は、嫌なことにはハッキリと「イヤ」と意思表示する。
顔を背けたり、口を引き結んだり、手をブンブンと振って払いのけようとしたりする。
その様子がまた可愛らしくて、ついニコニコしてしまうのだが、それでいいのか、ふと不安にもなる。

原則として、子どもが「No」「いやだ」「やめて」とハッキリ意思表示をしたとき、大人はその行為をすぐにやめた方が

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私と彼のこと(231)-No!!-

私と彼のこと(231)-No!!-

彼が笑うと、小さな下の前歯がチラッと見えてとても可愛い。
この時期は、湿らせたガーゼで拭う程度の歯磨きなのだが、長男AとRさん(彼の両親)は結構苦戦しているようだ。

爪切りもそうなのだが、近頃、彼の抵抗が激しく、二人がかりでもなかなか大変だ。
彼は、嫌なことにはハッキリと「イヤ」と意思表示する。
顔を背けたり、口を引き結んだり、手をブンブンと振って払いのけようとしたりする。
その様子がまた可愛ら

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私と彼のこと(230)-テキトー-

今日は、彼がRさん(彼の母親)のご実家に行っているので、ちょっと寂しい。
ご実家がもうすぐ引っ越しなので、色々片づけなければならないらしい。
長男Aも仕事帰りに手伝いに寄るらしいので、今日は家族が3人いない。
こうなると、私も妻(彼の祖母)も「ご飯作らなくていいか…」となるので、今夜は残り物で済ますことになる。

ご飯だけでなく、生活のあらゆる面で「彼がいるからちゃんとしよう」というベクトルが働い

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私と彼のこと(229)-足置き-

私と彼のこと(229)-足置き-

先月末に、長男AとRさん(彼の両親)が、彼のイスを買ってきた。
白い木製のハイチェアで、足置き台の高さが段階的に調整できるようになっている。

しかし、足置き台を一番高い位置にしても、彼の足はそこまで届かなかった。
彼の足が短いというよりは、体格的にまだ椅子に一人で座る段階に達していないということなのだろうが、若い両親のせっかくのセレクトなので、それは言わないでおいた。

子どもが椅子に座る際には

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私と彼のこと(228)-しゃがんでみる-

築20年を迎えた我が家。
彼も生まれたことだし、近い将来に弟妹も誕生するかもしれないので、小規模なリフォームをしようかと妻(彼の祖母)とRさん(彼の母親)から提案があった。
私は、正直言って5年後でもいいのではないかな、と思っている。
でも今、話題にあがっているのはLDKなので、女性陣に異を唱えることは控えた。

隣市のショールームに見学に行ったが、確かに20年もたつと様々な機能がアップデートされ

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私と彼のこと(226)-絵本-

私と彼のこと(226)-絵本-

先日、彼に絵本を読み聞かせてみた。
選んだのは定番中の定番『くだもの』(平山和子/福音館書店/1981年)

もちろん、言葉の意味がわかるわけじゃないし、かなり写実的な絵だけど、登場する果物と実物が彼の中で結びつけられているとは思わない。
でも、紙面の果物を触ろうとしたり、同じ言葉を繰り返す私の顔をじっと見たりと(あれ? 何か普段のじいじのお喋りとはちょっと違うぞ?)と感じてくれたような気がする。

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私と彼のこと(227)-棚-

リビングの端に作った、彼の遊びコーナーを充実させたくて、玩具棚を置きたいのだが、既製品はとても高い。
900mm×600mm×300mmで30,000円前後はする。
材質はパイン集成材が多いみたいなので、自作してしまおうかとも思う。
どこかで時間を捻出しないとなぁ。

私と彼のこと(225)-むせる-

このところ、離乳食を食べているときに、彼がオエッとむせてしまうことが増えた。
母乳を飲み込むのと違って、固形物の嚥下は学習して獲得していく機能なので、個々のペースに合わせて練習する必要がある。
だからこその離乳食なのだが、Rさん(彼の母親)も妻(彼の祖母)も、かなり念入りにすり潰したり、裏ごししたりしている。

それでも、オエッとなることが多いので、少し調べてみたら、あんまりサラサラな離乳食だと、

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私と彼のこと(224)-パンチ-

最近、彼は家族の顔に強い興味があって、グッと鷲掴みにしてきたり、平手打ちをしてくることがある。
もちろん、乱暴しようとしてのことではなく、空間認知の拙さ(距離感がつかめない)と力加減が上手くないせいで、結果的にそうなってしまっている。

生後6~7ヶ月頃の発達としては当然の通り道なんだけど、でもまあ痛いことは痛いので「痛いよー、優しく触って」とは伝える。
無論、言葉の意味が通じるわけはないのだけど

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私と彼のこと(223)-グライダーポーズ-

レスリングか柔術の選手のように、最近の彼は激しく、かつ素早く寝返りを打つ。
そして、しばしばグライダーポーズ(飛行機ポーズ)を取っている。
腹ばいのまま、両手両足を上げ、首をグッともたげた姿勢だ。

あれ、大人がやろうとしても相当キツイ姿勢に思えるのだが、どうなのだろうか。
背筋を痛めそうで、自分で試してみる気にはなれない。

私と彼のこと(222)-猫-

我が家には、ポポちゃん(4歳)とトラコちゃん(1歳)という2匹の猫がいる。
彼のお姉さんにあたる。

最近、ポポちゃんにはお姉さんの自覚が出てきたかのような行動が見えてきた。
彼の泣き声を聞きつけると、近くに寄ってくる。

妻(彼の祖母)に言わせると、心配して見守っているのだそうだ。
なるほど、そう言われれば、そう見えなくもない。

私たちニンゲンの大人が彼のお世話に駆け付けて、彼が泣き止むとポポ

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私と彼のこと(221)-爪③-

このところまた、彼が自分でひっかいて顔に傷を作ってしまうことが増えた。
そして、以前のようには大人しく爪を切らせてくれないので、長男AとRさん(彼の両親)が二人がかりで格闘することになる。

爪を切った直後に、特に酷い傷を作る傾向があるように思えるのだが、やはりどこかが尖ってしまったりしているのだろうか。

私と彼のこと(220)-ブーブー-

半月ほど前からの彼のブームは、口を尖らせて「ブーブー」と唇を鳴らすこと。
もちろん、唾も飛び散るし、お行儀が良いことではないのだが、可愛いので家族からは歓迎されている。

唇が振動する感覚や、音が出ることを楽しんでいるのだと思う。
4~5ヶ月頃から始める子がいて、1歳頃までには殆どがやめてしまうそうなので、今のうちだけの可愛さを堪能しておこうと思う。

ちなみに私が真似をして「ブー」とやると、彼は

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