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私と彼のこと(231)-No!!-

彼が笑うと、小さな下の前歯がチラッと見えてとても可愛い。
この時期は、湿らせたガーゼで拭う程度の歯磨きなのだが、長男AとRさん(彼の両親)は結構苦戦しているようだ。

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爪切りもそうなのだが、近頃、彼の抵抗が激しく、二人がかりでもなかなか大変だ。
彼は、嫌なことにはハッキリと「イヤ」と意思表示する。
顔を背けたり、口を引き結んだり、手をブンブンと振って払いのけようとしたりする。
その様子がまた可愛らしくて、ついニコニコしてしまうのだが、それでいいのか、ふと不安にもなる。

原則として、子どもが「No」「いやだ」「やめて」とハッキリ意思表示をしたとき、大人はその行為をすぐにやめた方がいいと私は思っている。
子どもには、自分が表明した拒否・拒絶の意思には、他者の行為を止める力があると学んでほしいから。
そうでないと、本当に嫌なことをされても、それに対抗できないし、他者の拒否・拒絶を軽んじるようになってしまうかもしれないから。

でも、生活習慣が自立していない赤ちゃんに対しては、嫌がられても行わなければならないことは多い。
なかなか難しい。

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