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私と彼のこと(229)-足置き-

先月末に、長男AとRさん(彼の両親)が、彼のイスを買ってきた。
白い木製のハイチェアで、足置き台の高さが段階的に調整できるようになっている。

しかし、足置き台を一番高い位置にしても、彼の足はそこまで届かなかった。
彼の足が短いというよりは、体格的にまだ椅子に一人で座る段階に達していないということなのだろうが、若い両親のせっかくのセレクトなので、それは言わないでおいた。

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子どもが椅子に座る際には、太ももが床と並行になっていることと、床なり足置き台なりにしっかりと足が着いていることが重要だ。
足がブラブラと宙に浮いていると、上体をしっかりと支持できず、両手が自由にならなかったり、集中力が続かない。
食事にせよ遊びにせよ、足腰で踏ん張って上体を安定させなければ、上手くいかないのだ。
また、悪い姿勢のクセがついてしまう原因にもなる。

安いお風呂マットを形を合わせて切り抜き、2枚重ねてカラーガムテで縁取りしたものを足置き台の上にハメ込んだ。
4cm弱ほど上げ底になったので、彼の足も届くだろう。
すぐに作業すればよかったのだが、材料を買い忘れることが続いて、もう3週間も経ってしまった。
こういうところでも歳を実感する。

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