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私と彼のこと

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私(じいじ)と彼(孫のNくん)の成長記録。
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2020年9月の記事一覧

私と彼のこと(53)-じいじとばあば-

私と彼のこと(53)-じいじとばあば-

私はじいじと呼ばれたい。
彼からはもちろんのこと、家族からも、周囲からもじいじの呼称が望ましい。

Rさんのお母さん(彼の母方の祖母)は、絶対にばあばは嫌で、名前で呼んでもらおうと、今から計画を練っているそうだ。

妻(彼の父方の祖母)は、私に近い感覚なのだが、先日ちょっと憤慨して帰宅したことで、意外なことが発覚した。

一時間ほど、義母(彼の曾祖母)に彼を預かってもらうことがあった。
そして、妻

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私と彼のこと(54)-チャイルドシート-

私と彼のこと(54)-チャイルドシート-

現代の感覚では信じられないと思うが、彼の父親(長男A)が生まれた頃は、まだチャイルドシートが義務化されていなかった。

シートベルトの未装着が減点の対象になったのも、1986年のこと。
私が子どもの頃は、シートベルトをせずに助手席に乗っていたし、運転している私の父(彼の曾祖父)もまたシートベルトをしてはいなかった。

安全に関する考え方は年々変わってきている。
古い考えを押し付けないように気を付け

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私と彼のこと(55)-子どもは静かに溺れる-

私と彼のこと(55)-子どもは静かに溺れる-

昨日に続いて、子育て中に出会う危険について。
保育士でありながら、数年前まで知らなかったのだが、「子どもは静かに溺れる」のだ。

本能的溺水反応溺れる人は水面に残り、呼吸をすることに精一杯で
●声を出せない
●手や腕を振って助けを求める余裕もない
●上下垂直に直立
●助けが確認できない状況では足は動かない

つまり、大声で助けを求めて手足をバタバタさせたりはしない。

特に子どもは……
●何が起き

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私と彼のこと(56)-車内放置-

私と彼のこと(56)-車内放置-

また痛ましい事件が起きてしまった。
自動車の中に置き去りにされた6歳と3歳の姉妹が熱中症の疑いで亡くなった。

JAFが行った検証によれば、気温35℃の炎天下に駐車した場合、エンジン停止後10分で、熱中症指数(暑さ指数)は「厳重警戒」域まで上昇する。
ちなみに、私が勤務する園では熱中症指数が「厳重警戒」「危険」のときには外遊びは禁止となる。
子どもは大人に比べて体温調節の機能が弱く、短時間でも熱中

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私と彼のこと(57)-お風呂-

私と彼のこと(57)-お風呂-

昨晩は、長男A(彼の父親)の帰宅が遅く、疲れ気味だったので、私が彼をお風呂に入れた。
ベビーバスでの沐浴を手伝う機会がほとんどなかったので、彼のお風呂に関わるのはこれが初めてだった。
次男H・長女Tのお風呂は、主に私の役割だったが、それも23年も前のことだ。

しかし、意外に手順というかコツを覚えているもので、
彼は終始ご機嫌で、妻(彼の祖母)は「あれ? 泣かないね」などと、ちょっと意外そうだった

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私と彼のこと(58)-正しさから楽しさへ-

私と彼のこと(58)-正しさから楽しさへ-

完璧主義や原理主義私は彼の育ちに最善を尽くしたいと願ってはいるが、完璧主義や原理主義に陥らぬよう気を付けてもいる。
私がそもそもズボラで粗忽者なのが最大の理由だが、20年間保育に携わった身として、育児に正しさを求めすぎない方がよいと確信してもいる。

不適切保育の実態調査先日、厚労省が保育所等における不適切保育の実態調査に乗り出すとのニュースを読んだ。
調査の結果、実効性のある抑止策が立案できるの

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私と彼のこと(59)-重力の洗礼②-

私と彼のこと(59)-重力の洗礼②-

彼はこのところ、盛んに手足をバタバタと動かす。
まだ完全な随意運動にはなっていないようだが、ずいぶんと力強い動きになってきた。
両足で布団を蹴って頭の方向にずり上がって行ったり、かなり長い間、両手両足を高く揚げ続けていたり。
重力に打ち勝つ筋力がついてきたのだなと、実感する。

昨日は何故か何度もパンチを打つように右こぶしを突き出してた。
「ギャラクティカ・マグナム!」と叫ぶかのように。

私と彼のこと(60)-泣き顔②-

私と彼のこと(60)-泣き顔②-

やっぱり可愛い。
もちろん、笑顔も最高なのだが。
そして、眠くなったときのトローンとした表情も。
結局、全部可愛いのか。

私と彼のこと(61)-目の発達②-

私と彼のこと(61)-目の発達②-

ちょっと判りにくいけど、いわゆるメリーゴーランド(回転モビール)の動きを目で追っている彼の図。
もうすぐ2か月になるので、そろそろ両目でものを見ることができるようになっているはず。
そして、徐々に動くものを目で追いかけられるようになる。
彼が、私を私と認識して微笑んでくれるようになるのは、いつの日だろうか。

私と彼のこと(62)-子どもにとってどうか-

私と彼のこと(62)-子どもにとってどうか-

今日は、日本保育協会主催の「自己評価ガイドラインオンラインセミナー」を聴講した。

大豆生田啓友氏(玉川大学教授)による、「保育所等における保育の質の確保・向上に関する検討会」の『議論のとりまとめ』に関する解説があった。

そこでは、保育の質の基本的な考え方として、常に「子どもにとってどうか」という視点を持つことが掲げられている。

家庭における育児に関しても、同じことが言えるのだろう。
彼の両親

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私と彼のこと(63)-社会的微笑-

私と彼のこと(63)-社会的微笑-

彼は今日で生後2か月。
このところ、どうやらお母さん(Rさん)をお母さんと見分けて笑顔を見せるようになってきたようだ。
とても可愛らしい。

私と彼のこと(64)-お風呂②-

私と彼のこと(64)-お風呂②-

今日も、長男A(彼の父親)がお疲れモードだったので、私が彼をお風呂に入れた。
先日は、ちょっと偉そうに「お風呂に入れるのは男(父・祖父)の方が得意」みたいなことを書いてしまった。
しかし、よく考えてみれば、私も長男Aも、入る前の準備と出た後のケアは全て女性陣に丸投げなのであった。
相変わらず、私の脳みそはミソジニーを排除できない。
彼にその手の悪影響を与えないよう、言動には十分注意しなくちゃならな

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私と彼のこと(65)-納得いかない-

私と彼のこと(65)-納得いかない-

今日は曇りで少し涼しかったので、日中のお散歩に彼を連れ出した。
彼の両親(長男AとRさん)が昼食中、彼が少しぐずっていたからでもある。

ドアを開けて数歩も歩くと、彼は落ち着き、あっという間に眠ってしまう。
5分ほど散歩して戻ってきたときには熟睡している。

ただ、布団に降ろすのがなかなか難しい。
Rさんはとても上手になったが、私は大抵、再び泣かせてしまう。
写真は、お腹をさすったりして、何とかご

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私と彼のこと(66)-塩川豊子さん④-

私と彼のこと(66)-塩川豊子さん④-

最後にもう一つ言いたいことは、現在の中学生の非行とかつっぱりの問題で、今、また体罰が出はじめているということは、大変なことだと思います。どんなことがあっても子どもに体罰を加えるということは、人間不信になることです。体罰を加えてありがたいなんていうことは、まずないわけで、とても恐いことだと思うんです。そういうことをやられる先生方が、これはみんな、幼児期の躾が悪いからなんだというふうにおっしゃりったり

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