病気になってからではなく、元気なうちにできることを何でもやってみた結果
病気になってから「対処する」のではなく、今、元気なうちに、できることをしておく。
その大切さを身をもって体験している私がたどりついた健康法・ライフスタイルをご紹介します。人生を思いっきり楽しむためにも、心も体もできるだけ長くいい状態を保っていたいですよね。
1.体質だからしかたないとあきらめずに、何でもやってみることにした
私は小さいころは病気がちな子でした。常時鼻がつまり、ぜいぜいと呼吸が苦しくて、毎晩眠りにつくことが困難でした。年に一度は入院していました。
・気管支喘息
・アレルギー性鼻炎
・アトピー性皮膚炎
・ハウスダストアレルギー
を持っています。
体質だからとあきらめたらそこで試合終了ですが、「病院に行きたくない!」という思いが強かった私は、症状を軽くするためにできることは何でもやってみることにしました。アトピー性皮膚炎が出た20歳ごろに意を決しました。
2.長年かけてつくりあげた基本ルール
食事
丸ごと形が見える旬の食材を使って自炊する
添加物の入ったものは避ける
お惣菜や出来合いのものを買わない
スナックやお菓子を(自ら)買わない
お酒を飲み過ぎない
〇〇食事法にはこだわらない
人との食事はゆるく楽しく何でも食べる
運動
定期的な有酸素運動でデトックス(週3回1500m泳いでいる)
身体を鍛え免疫力を上げる
日用品
柔軟剤や芳香剤は使わない
殺虫剤や抗菌剤は使わない
ボディソープやシャンプーは石鹸のみ
自然派の化粧品→現在ほぼなし
ケミカルなものをとことん避ける
住環境
自然素材の家
自然素材の家具や雑貨
その他
ストレスになるものを減らす
好きな人と仕事をする
好きな人とたくさん笑う
人生を楽しむ
3.20年に渡る実験結果は?
あれほど頻繁に病院に行っていたのがうそのように病院にまったく行かなくなりました。健康診断でも病気の兆候は一切なし。体調が悪くても薬を飲まずに、自分の免疫力で治すようになりました。
「アレルギー体質だから仕方ない、症状が出たらステロイドを使いなさい」と病院で言われていましたが、ステロイドを使うことがなくなりました。
ジム通いを17年続けているので 体力はこれまでになくあるし、頭はシャープで集中力は高く、精神状態もいいです。熱が出ても一晩寝れば薬なしで下げることができます。病弱だった昔がうそのようです。
アレルギー体質は変わらないけど、持って生まれたものだからとあきらめずに症状が出てこないようにがんばってきた甲斐がありました。
4.化学物質過敏症も他人事ではない
化粧品やシャンプーなどの日用品まで気を使っているのは、アレルギー皮膚炎を抱えているからだけでなく、シックハウスや化学物質過敏症に関しても他人事ではないからです。
長年に渡る調査研究で、化学物質過敏症になった方の85%は何らかのアレルギー疾患を持っていることが研究で分かっています。(「臨床環境医学:疫学調査から見た日本の環境過敏症患者の実態と今後の展望」より)
シックハウスや化学物質過敏症になりやすい要素(アレルギー持ち・女性・40~50代)が三拍子そろっている私は、住環境に関しても気をかけなければなりません。化学物質の含まれた格安仕様の建材に囲まれた賃貸暮らしから数年前に自然素材の家に移り、住環境もやっと整えることができました。
建築の仕事をしている私が、使用する建材、住まいと健康にこだわるのは個人的な理由があったのです。
5.自分がこれまで差し出してきたものをしっかり受け取ることになる
なりやすい体質だからこそ食、運動、住環境を意識し、免疫力を高く保ち、化学物質に打ち勝つ身体をつくるということを意識しています。
不利となる体質を抱えているからこそ、人よりさらに努力する必要がある。そういう思考に切り替え、行動し、継続していくと未来は変えられるんですね。
それが私が20年かけて、自分を実験台にしてきて学んだことです。
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