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感謝して「いただきます」🍛

前回の記事で、秋の実りに感謝し触れ合う機会を持つことについて書きました。
私の保育園はキリスト教保育を行なっています。そのためキリスト教の暦に沿って行事を取り入れています。
先日の野菜との触れ合いは「収穫感謝祭」に因んだ活動でした。
実はこの活動の大きなねらいは、野菜と触れ合い親しむこと、だけではありませんでした。

3歳児が玉ねぎの皮を剥きます。
4歳児が人参の皮をピーラーで剥いて、包丁で切ります。
5歳児がじゃがいもの皮をピーラーで剥いて切ります。具材が揃ったらみんなの給食を、5歳児の子どもたちが作ります。

身近な食べ物に触れ、調理して、いただく。
「いただく」という所までが今回の収穫感謝のねらいでした。
この一連の活動を通して子どもたちは何を想うのでしょうか。

豊かな恵みが与えられれていること、食事を「いただく」という事の意味、食事に関わってくださる人がいること、食べられる喜びや感謝…。
様々な発見や気付きを得ることが出来るのです。
保育者がいくら口頭で伝えても、実際の触れ合いには敵いません。
見て触って匂って…そして調理して。
思いを巡らせながらお昼ご飯の時間までに完成を目指します。

いよいよ給食の時間…!

自分たちで作ったカレーライスの美味しいこと!!
「これは僕の切ったにんじんだ!」
「私のじゃがいもこれだと思うなあ…」
「今日のカレーが一番おいしい!!」
美味しい笑顔でいっぱいの、最高に幸せなひとときとなりました。

もちろん、安全に行うために保育者の計画や準備が必要不可欠にはなりますが、クッキングを通して得られるものはたくさんあるように感じます。
「収穫感謝」の時だけに留まるのではなく、子どもの様子や興味と照らし合わせながら取り入れられると良いなと感じます。



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