【詩】反転する価値
あなたの長所は何ですか?
不意に発せられたそんな質問に
逡巡する自分がいる
自分をポジティブに表現すること自体が
あまり得意ではない
言葉にした瞬間に自分の中で
本当に? という疑いに変容してしまう
所謂自己肯定感的な所に
原因はあるのだろう
逆に自分をネガティブに表現することは
難しく感じずに気楽でいられる
傲慢さを感じさせないことが
他者からの批判をかわすための
所謂自己防衛的なものとして
身に付いたのかもしれない
それでも
「謙虚さ」は「卑屈さ」と
受け取られてしまうのかもしれない
そして
「生真面目さ」は「真摯な誠実さ」と
「地味さ」は「落ち着き」と
「小心さ・臆病さ」は「慎重さ」と
「繊細さ」は「思いを察し得る感受性」と
「神経質さ」は「懇切丁寧さ」と
言えるのかもしれない
見方を変えれば反転する物事の価値
結局はそんな「物は言いよう」
だからきっと
何とでもなる
どうとでも言える
まだきっと
伸びしろはある
大丈夫
きっと大丈夫
さあ、整えて行こう
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