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小説『縄文旋風』 第1話~第10話

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『縄文旋風』の1話から順に、10話まで。
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記事一覧

縄文旋風 第1話 シロクンヌ登場

本文 森の中を進むと、樹の枝に布が結ばれていた。近くに落とし穴がある印だ。シロクンヌ(28…

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縄文旋風 第2話 ウルシ村ルーティン

本文 ウルシ村を、村の入口に立ち、見たとする。 するとまず広場があり、その両脇に数軒のム…

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縄文旋風 第3話 旗塔

1 シロクンヌはムマヂカリと二人、旗塔のそばにいた。 村の入口に立つと旗塔が思いのほか高…

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縄文旋風 第4話 ヌリホツマ

「シロクンヌ、その袋に縛ってあるの、それはヤスか?」 シロクンヌの大きな背負い袋からは留…

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縄文旋風 第5話 ハニサ

「ならぬぞえ。」 ヌリホツマの、低い声が響き渡った。 ⦅今、おれに言ったのか?心の中まで…

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縄文旋風 第6話 鹿肉のうたげ

本文 「バタバタ走るんじゃないよ!ホコリが立つだろう。肉が砂まみれになるよ!」 子供達は…

縄文旋風 第7話 月透かし

「おいおいチビ達、もっと離れてくれ。袋が開けられないぞ。こら、覗き込もうとするな。」 興奮気味の子供達が、足にしがみついたりして手に負えない。そうだ、こんな時にはとシロクンヌは閃いた。 「言う事聞けん子は、オオヤマネコが樹の上のジョロ場に咥えていくぞ。」 一瞬キョトンとした子供達が、次の瞬間、大爆笑だ。 「シロクンヌ、ジョロ場ではない。ジョリ場だ。」 ムマヂカリが笑って言う。 「シロクンヌ、ここを使いなよ。」 タマが、臨時の調理台にムシロを掛けた。物を置くには丁度いい。 「す

縄文旋風 第8話 大ムロヤ

本文 「シロクンヌ、今夜はここで休んでくれ。あそこに積んである毛皮は、好きに使ってくれて…

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縄文旋風 第9話 シロのイエのクンヌ

磐座(いわくら)の上に、ヌリホツマとハニサは座っていた。 「シロクンヌ、こっちから登れるよ…

縄文旋風 第10話 豆と縄文人

本文 ウルシ村の出口付近で、しばらく前からシロクンヌは御山にかかる朝もやの流れを眺めてい…

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