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片付け上手 アーユルヴェーダの観点から

片付けは得意ですか?
私は、どちらかと言うと好きです。めんどくさいですけど。

実は体質によって片付けの得意、不得意があります。片付けの不得意なのはカパ体質。得意なのはピッタ体質。

アーユルヴェーダではヴァータ、ピッタ、カパという三つの質が基本となっています。ヴァータは動き、ピッタは代謝、カパは構造です。
ざっくりした例で言うと、体の骨格や筋肉脂肪はカパ、胃腸の代謝はピッタ、ヴァータは血流などの動きです。

この三つの質は誰でも持っています。どれが多いか少ないかでその人の体質が決まります。ヴァータ、ピッタ、カパ体質以外にこれらの組み合わせで10の体質に分けられます。

ここでは大まかに代表的なヴァータ、ピッタ、カパの体質についてお話しします。

カパ体質の人
なんでも溜め込む質があります。愛情も、お金も、物も、仕事も、情報もなんでも溜め込みます。安定していて、のんびりしているタイプです。バランスが取れている時には、とても穏やかで、愛情に溢れ、忍耐強い人です。

ピッタ体質の人
能率性、効率性を重視します。お金の使い方、物の使い方、情報処理など、三つの体質の中では一番上手かもしれません。バランスが乱れると、怒りっぽく、過度に効率的で、押し付けがましくなります。

ヴァータ体質の人
一つのことから次のことへと興味が移り変わるので、片付けの最中に本を読み出したり、買い物に行ったりと物事が完結しない傾向があります。バランスが取れている時は、明るく、新しいことにチャレンジするのも抵抗がありません。

ピッタの人にはカパの人の気持ちがわかりません。その逆もです。
ピッタはカパに対して「なんでこんなものとっておくの?なぜ片付けないの?」と思っています。

カパはピッタに「なぜなんでも片付けちゃうんだろう?この間、お目当てのものを探すのに1時間以上かかった。しかも自分が片付けているから家が綺麗なんだとドヤ顔してくるのはなぜ?」と思っています。

体質なのでこの溝は一生埋まらないのですが、ただ一つできることは、バランスを取ることです。相手の体質を知ることも理解の助けにはなりますね。

カパの人は、運動を心がけ、生活に刺激が必要です。刺激と言ってもギャンブルとかではなく、いつもと違う道を行くとか、いつもと違う体験をするとかです。

食事は軽めが推奨されます。カパの人ほど片付けから恩恵を得る人はいません。片付けをしてスッキリすると身も心もスッキリします。

ピッタの人は、純粋な食事・水を摂る、辛い・酸っぱい食事を避ける、刺激的なコンテンツを見ない、自然に触れる、笑うなどによってバランスがとれます。

ヴァータの人は休息を第一にします。静かな環境、温かいお風呂、十分な食事などがいいでしょう。

ピッタの友人からの「夫(カパ)が帰ってくると散らかる」と言う苦情がよくわかります。でもカパはピッタの刺激を受けるのも悪くありません(刺激が欲しいタイプですから)。ピッタはカパの安定性が心地よいです。ですので結構相性が良い二人です。

そして超越瞑想(TM)はとても深い休息がとれ、それぞれの体質のバランスを摂るのに不可欠のものです。次回はTMをして片付けたくなったという不思議な?体験談をご紹介します。(次回へ続く)

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詳細は追ってご連絡します。
ご興味のある方はご連絡お待ちしております。

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