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同じ病を抱える人たちと繋がれるnoteというコミュニティ 〜双極性障害の頭の中 93
みなさん、こんにちは。
双極性II型障害(双極症)のフツーの会社員、パピヨンです。
前回、『“消えてしまいたい”気持ち』という、思い切りネガティヴな記事を書いた(というより“吐き出した”)ところ、同じ病を抱えるたくさんの方々から温かいコメントをたくさんいただきました。
コメントをくださったみなさま、本当にありがとうございます。
相変わらずどんよりとした低空飛行のままではありますが、“消えたい”と言葉にして吐き出せたこと、またその気持ちを否定せず温かいコメントで共感してくださる方がいるという事実に、かなり救われました。
5センチくらいは、先週よりも浮上できている気がします。
「まずは病院へ」と勧めてくださる方もたくさんいらっしゃったのですが、結局クリニックに向かうパワーが起きず…まずは休息を取ろうと思い、水曜日1日だけ仕事を休みました。
でも、アドバイスをいただいたことで、
『いつでも病院に行っていいんだ!』
と思えたので良かったです。
“診察日以外の日に急遽病院に行く”ということに何となく罪悪感がありまして。
『この程度で受診してもいいのかなぁ?』
という、いかにも日本人的な遠慮があります。
もっと欧米のように気軽に精神科に行ってもいい風潮になるといいなと思いますが…。
クリニックはいつも混んでいるし、主治医に余計な時間を取らせるのは申し訳ないという気分になってしまいます。
私はカウンセリングや自助会というものを体験したことが無いので、実際どういうものなのかまったく分からないのですが、私にとってnoteというコミュニティは、同じ病を抱える人たちと繋がれる唯一の場であり、一種の自助会のような効果があると思っています。
自分の状態を記録し発信するだけでなく、同じ病気の方々の記録や考えを読ませていただくことで、客観的に『双極性障害』という病気と向き合うことができるような気がするのです。
不思議なもので、自分の軽躁状態はよく分からないくせに、他の方々の記事を読んでいると
「あ、普段よりちょっと躁転してるっぽいな」
と気付いたりします。
上から目線みたいに思われたらごめんなさい!
自分のことはわからないくせに(笑)
恐らく客観的に読んでいるからなんでしょうね。
そういう意味でも、継続して同じ病気の方の記事を読ませていただけるnoteという場は、とても貴重です。
だって、リアルで双極性障害の人に会ったこと無いんですもの。
noteならば、同時に何人も同じ病気の方々と繋がることができます。
他のSNSでももちろん繋がることはできるかもしれませんが、やはりnoteは“文章が読める人”がメインなので、荒れにくいのも魅力です。
“消えたい”なんてネガティヴな話を、健康な人がつらつらと聞かされたらたまったもんじゃないですが…同じ病の方々は共感だけでなく対処法のアドバイスもくださいます。
健康な人に、
「病院行きなよー」
と言われたらイラっと来ますが(笑)
同じ双極性障害の人たちに
「無理せず受診してもいいと思いますよ」
と言われれば、“そうだよね!”と素直に聞けます。
本当にありがたいな、と心から痛感しました。
1月に申請を出していた『精神障害者保健福祉手帳』の審査が無事通り、3級の手帳が更新できる通知書が届きました。
前回の診察時に主治医には
「もう少し仕事量を調整しないと、また休職になりかねませんよ。ギリギリですよ」
と釘を刺されました。
私が所属している部は、この1年で3人メンバーが減っていて、正直全員ギリギリです。
仲が良いので人間関係のストレスがゼロな事だけが救いですが、上司も忙し過ぎてもはや私が障害者雇用であることを忘れていると思います。
新しい手帳を受け取ったら再度会社に申請しなければいけないので、同時に改めて仕事における“合理的配慮”を明確にして人事総務部と上司に“できること”と“できないこと”を再度伝えようと思っています。
7年前、「休職したくない」と診察室で駄々をこねた際に主治医に言われた言葉が思い出されます。
「身体を壊してまでやる仕事って、何なのですか?あなたの人生に会社は責任を取ってはくれませんよ?あなたの人生に責任を持つのは、あなた自身じゃないですか?」
全くもってその通り。
“仕事が好き”はいいけれど、潰れてしまってはおしまいです。
noteを続けながら、ほどほどに頑張ろうと思います。