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2024年、年の瀬に“躁鬱の波”を振り返る 〜双極性障害の頭の中 85

みなさん、こんにちは。
双極性Ⅱ型障害(双極症)のフツーの会社員、パピヨンです。

今年はもう静かに過ぎていって欲しいと願っていたら、急遽出張になり、昨日まで淡路島に行ってきました。
車と新幹線、長距離移動で帰りも遅かったので、さすがに今日はベッドから動けませんでした。
疲れたぁ…。

このままだと何もせずに土曜日が終わってしまうので、せめてnote書きます。
今年も残すところあと10日ほどになりました。
去年も書きましたが、2024年1年間の“躁鬱の波”を振り返りたいと思います。



◾️1月

『冬季うつ』の記事を書いているので、低めのスタートでした。眠気が強いと訴えています。
年明け早々、能登の地震や飛行機事故などの悲しいニュースも重なり、精神的にもダメージの大きな月でした。

◾️2月

『自立支援医療受給証』の更新の記事を書いています。来年は障害者手帳の更新もあるので、もっと早く役所に行かないとダメですね。
相変わらず気分は低空飛行だったようです。


◾️3月

あれほど続いていた眠気が急におさまり、一気に気分が上向いていると書き残しています。
古いMacがフリーズしてデータが吹っ飛んだことがトリガーになり、システム部の部長に直談判&盛大に喧嘩をふっかける事件を起こした月です。明らかに軽躁状態だったと思います。
『今、躁転している私へ』という戒めの記事を残しています。


◾️4月

私の軽躁状態は短く、だいたい2週間くらいで終わります。この頃には3月の軽躁の反動で抑うつ状態に落ちています。
自分でも“真ん中やや低めに戻ってきた”と記録しています。
4月は私にとって、10年前に精神科通院を始めた月でもあります。『精神科通院歴、10年になりました』という記事を書き残しています。


◾️5月

約10年ぶりに海外出張に行きました。
出張自体は非常に有意義なものでしたが、8日間という長さと、時差と、現地の寒さで、帰国してから思い切り体調を崩しました。
主治医にはあらかじめ「帰ってきてから、少し調子悪くなるかもしれませんね」と予言されていたので、その通りになった感じです。


◾️6月

海外出張から帰国してから、ずるずると気分が低い日々が続き、同僚にも心配されていました。『“低め安定”にウンザリしてきました』という記事を書いています。
長引く抑うつがしんどいと主治医に訴えていた記憶があります。


◾️7月

13年間飲み続けていた睡眠導入剤『マイスリー』を今流行りの『デエビゴ』に変えたい、と主治医に申し出て、薬を変えてもらった月です。
あれから約半年飲み続けていますが、『デエビゴ』は私に合っているようです。ごくたまに“悪夢”を見ることもありますが、“必ずしも『デエビゴ』の仕業とは限らない”と暗示をかけて飲み続けています。とりあえず問題無く眠れています。


◾️8月

4、5、6月と長く続いた抑うつ状態を抜け、短期間ですが躁転があった月です。
またまた仕事で、取締役の呼び出しに対して喧嘩をふっかけてしまいました。とにかく、私は軽躁状態になると喧嘩をしがちで困ります。
自分としては喧嘩しているというよりも、「正しいのは私!この悪を成敗してやる!」という気分なのです。後から考えればそんなハズは無いのに…本当に困ったものです。


◾️9月

9月の初め頃は落ち着いていましたが、やはり8月の軽躁の反動なのか、徐々に抑うつに落ちていきました。
部下が急に退職したりと、凹む事件もあり、ずるずると落ちていく感覚がありました。
でも、深く落ちることはなく、いわゆる“低め安定”でキープ出来ていたと思います。


◾️10月

9月に続き、極めて落ち着いていたと記録しています。
主治医からも「寛解と言ってもいいでしょう」と言われました。
そういう状態だったので、ふと“寛解状態でも来年障害者手帳は更新できるのかな?”と疑問を持ち、主治医に相談したことを記事に書き残しています。


◾️11月

初めは寛解状態をキープ出来ていたのですが、中旬から急に抑うつの谷に落ちていきました。
とにかく、疲労感が半端ない。
自分の周りだけ重力が強くなっているような気分でした。口を開けば“疲れた…”ばかり。
同僚に「診察早めてもらったら?」と言われ、急遽病院に行きました。一時的にエビリファイが追加になりました。


◾️12月

エビリファイの効果なのか、深い抑うつの谷を抜けて、真ん中の位置に戻ってきました。
2週間で急に回復したので、主治医からは「やはりエビリファイはやめておきましょう」と言われ、短期間で中止になりました。
エビリファイはダイレクトにドパミンを刺激するらしく、効く人にはすぐに効果が出るようです。
今は真ん中に落ち着いてきているので、元の薬の量に戻しました。



こうして振り返ってみて、“躁鬱の波”としてまとめると、

抑うつ状態(軽度):1〜2月、4〜6月
抑うつ状態(やや重):11月
軽躁状態(2週間程度):3月、8月
寛解期:9〜10月

という結果になりました。
抑うつ状態と軽躁状態を合計4回以上繰り返すとラピッドサイクラー(急速交代型)の判定になってしまいますので、まぁ私はギリギリといったところでしょうか。

でも、昨年の振り返り記事を読み返してみるとかなり波は小さくなっていると感じます。
寛解期があったことも進歩です。↓↓


大きな要因としては、2つあります。

・断酒が継続できていること
・睡眠時間が6時間以上取れるようになった日が増えたこと

やはり“躁鬱の波”に『お酒』『睡眠』、この2つは大敵だと思います。
来年も続けられるように頑張りたいと思います。

長い長い記事になってしまいましたが、一年の病状の振り返りなので、私にとっては貴重な2024年の記録になります。

来年こそ、誰にも“喧嘩をふっかけない”年にしたいです…。

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