BL小説『白き魔女と金色の王』第10話
カダは悩んでいた。
一度にたくさんのことを知り混乱してるであろうツギハために、相談相手になれたらと街に残ったはいいが、いまいちツギハの心を掴めないでいるからだ。
話を聞いた当日は、ひとまずツギハを家まで送ってカダは宿を探しに行った。
次の日は親に話すかどうかの相談をした。話しても構わないが親から誰かに漏れないようにはして欲しいというと、じゃあやめとこうかなと言ったっきりツギハは黙ってしまった。
その次の日は里に行きたいかの話をした。ツギハは「自分と同じ人に会いたい気持ちはあ