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題名のないもの 46~50

泣くもんかと思ったのに涙がこぼれた

涙はどうやら心とは違うところからやってくるらしい


今日もここから逃げられない理由を考えている

『君のため』  と   『君のせい』

卑怯なシーソーは行ったり来たり


目の前の不幸を指折り数えるよりも

幸せとは何かと思いをめぐらせている自分でありたい


午後5時半の坂の上

その告白は

あなたの正義のためにしているの?


正しいと思っていた帰り道は

迷路への入口だった

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