少し前のことです。私はとても疲れていたのですが、何もする気が起きなくても、不思議なことに、この本を読むことだけはできました⬇
2002年に出た本で、夫が古本で入手していました。裏表紙には、
と書かれています。中村哲さんって、すごい人なんですね。
アフガニスタンには親日的な人が多いといいます。その理由として、氏は次のように説明しています。
ここまで読んで、私は愕然としました。
私、何も知らない・・・
と思ったのです。
そりゃあ、明治維新、日露戦争、広島、長崎ぐらいは知ってる。
でも、諸外国のほうが日本のことを知ってるのでは?とも思ったし、私たちって、本当のことを教えてもらってきたんだろうか?とも思いました。
高校でも日本史の授業はあったけど、2年生で世界史を選択したから詳しくは知らないとか、中学校の授業では詳しく教える時間がないとか、そういうことはあるかもしれません。
私は歴史でも何でも真面目に勉強してきたつもりではありますが、教わったにもかかわらず、私が忘れているだけかもしれません。
ただ、「日本史」という言葉自体に問題があると聞いたことがあります。諸外国では、自国の歴史は「国史」と言うそうで、そう言わない日本はどうやら独立国ではないんだとか。
ついでに言うと、右を向けば国粋主義、左を向けば自虐史観とかで、私たちはマトモな歴史を知らないのでは、とすら思ってしまいます。
私の思い過ごしかもしれませんが、社会の先生は、教えていい範囲で一生懸命、私たちに教えてくれたのかなと、思うこともあるのです。