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おいしそうな森®︎アグロフォレストリープロジェクト立ち上げの話

おいしそうな森®︎を立ち上げたきっかけとプロジェクトの想い


農業(Agriculture)と林業(Forestry)を組み合わせた
「アグロフォレストリー」という農法はご存知でしょうか?

森を維持しながら多種多様な果樹や野菜を育てることで
土壌の微生物も豊かになり
生物多様性の持続可能な「おいしそうな森®︎」が生まれます。

日本でも古くから伐採後の山林や原野を焼き
灰を肥料にし整備した場所で野菜など育てる「焼畑農法」や
循環型農業の基本ともいえる「里山」なども
先人の知恵が詰まった日本版アグロフォレストリーと言っても
過言ではないと思います。

わたしは、2011年に日本人の主食である「お米」をコミュニケーションツールに
【GOHAN PROJECT】を立ち上げました。

「もっと「お米」のことを知らないといけないのではないか」と
メンバー達に声かけし、
2012年千葉県の里山にて、地元のNPOのご指導で「有機米栽培」にチャレンジした経験がございます。

その田んぼは、地形的に川が無く農業用水も引かれていないため
雨水や清水を利用する以外方法がなく、更に機械も入れられない場所だったので
天候に左右され、人間が自然のリズムに寄り添うスタイルでした。

今思えば、一見条件が悪そうな場所ではありましたが、
そこにある資源をフル活用し、
お米の収穫後は肥料代わりに緑肥となるレンゲ草を撒き
様々な草木、昆虫、カエル、柔らかい土の感触など...
多様な生態系が力強く生きている豊かで心安らぐ空間でした。

わたし達が考える「おいしそうな森」の理念は、
「気候変動」によるいずれ日本にも訪れるであろう「食糧危機」、
様々な「社会課題」など視野に入れ、
未来の地球と子ども達に
持続可能な「おいしそうな森(食べられる森)」を残したいという想いがあり
更に、深く課題を研究開発する〝開発チーム〟を作ることに至り
「おいしそうな森の環境研究所」を発足する運びとなりました。


今後は、国内外のアグロフォレストリー研究者や様々な専門家など、
所属する組織、地域、バックボーンの垣根を越えた
フラットで純度の高い【アグロフォレストリー研究開発プラットフォーム構築】と、
「安全な食料確保」「地球上の生物が共存できる環境維持」「人々が健康で支え合うコミュニティ作り」を目標に、
耕作放棄地や使い道に困っている遊休地活用、里山・環境保全を視野に入れた
【一般ユーザー向けコンテンツの開発】など

「森林」×「食農」×「学び・コミュニティ」をミックスした
持続可能な新しい価値観のアグロフォレストエコロジーを目指しております。
※「おいしそうな森」の名称は商標登録申請済です。

おいしそうな森の環境研究所 発起人代表
(一社)みなむすGOHAN PROJECT代表理事
高橋桂子


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高橋桂子/東京ブランディングマーケット、みなむすGOHAN PROJECT
ブランディングデザイナー、クリエイティブディレクター 2005年に自身の動物好きが高じてオリジナルペットブランドCuddlyHeartsを設立。デザイン性・機能性・環境に優しい素材にこだわり日夜試行錯誤を重ね国内外のグッドデザイン賞受賞、特許取得などビジネスチャンスとノウハウ多数

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