何度言っても、何度やっても改善しない
お子様について、
何度言っても、いろいろなことを何度試してみても、改善されなかったり、効果がなかったりすることがありますよね。
「もう、何をしたらよいのか」と、
毎日悩んでしまうことも多いのではないでしょうか。
中には、日々イライラすることが多くなってしまったり、子供のことなのに自分のことを責めたりしてしまう保護者の方もいらっしゃいます。
自分のやり方や育て方が間違っているのではないかと思ってしまうかもしれません。
そんなとき、なぜか不思議と、他の子はできているように見えますよね。
同じ教室にいる友達(支援学級、支援学校の子も含めて)は、落ち着いていて、うちの子だけできていないんじゃないかと感じることもあると思います。
心配になることが多い日々かもしれませんが、
私が感じることは、
「みんな何かしらの『大変さ』をもっていて、すぐによくなることはない」と、いうことです。
このブログで、
「〇〇な支援をすると改善されます」
や
「効果があったので、試してみてください」
と書いていますが、
私自信、何を言ってもうまくいかないときや色々な手立てを試しても改善されないときがたくさんあります。
その場にいられたり、学習に取り組んだりさせる技術としては、これまでの経験かあるとは思いますが、
ただそれは、あくまで小手先での技術で、根本的な改善にはなっていないなと、思うことも多いです。
ただ、それとは反して、
何度言っても、支援の方法を何度変えても上手くいかなかったのに、
なんの前触れもなくできるようになるときがあります。
それを何度も経験していると、
言ってもやっても上手くいかないときは、
「本人も改善できなくて困ってるんだな」
と、思うようにして、改善できなくても、穏やかな気持ちで接するようにしています。
そのようなきもちでていると、
子供たちに対して、
「何でやらないの?」
「どうしてできないの?」
と思うことが減りました。
また、
「子供たちをコントロールできない自分は力不足なのか」
と思わないようにもしています。
『すぐに結果を求めすぎない』こと。
そして
子供たちのことを考えて、
『言葉をかけてあげたり、支援し続けたりする』こと。
この二つが大切だと思います。
日々イライラしたり、疲れてしまったりすることもあると思いますが、
思い詰めず、いずれできるようになったらいいなと思う余裕をもって、接してあげるのがよいと思いますし、私も日々そのように思って指導しています。