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【ジャーナリズム】人生なんて本来、コントロールできるものではない。「仕事選びのアートとサイエンス」を読んで。

読書仲間からの推薦本。

要は計画的なキャリア形成なんて土台無理な話で、キャリアのほとんどは偶然によって形成されるというのが周さんの主張。

では良い偶然に出会うためにはどうすればいいか?とにかく目の前の仕事を一生懸命やって、日々の暮らしを大事に過ごすしかないよね。という話。

当たり前のことと言えば当たり前のことだし、私も就職するときはそのような思いで社会に身を投げ入れたつもりだったけど、知らぬまに忘れていた。

しかも、会社から求められていたのは「いついつまでにこのような目標を達成し、いついつまでにこのような人間になる」という、人間性とか内面といった定性的な物事すらコントロールしようとするマインドだったから、「おいおい、勘弁してくれよ」というのが正直なところだった。

人生をコントロールすることはできないという当たり前の物事に気づくことができたら、人間少しは生きやすくなるんじゃなかろうか。

天職とは本来、自己を内省的に振り返ることで見出すものではなく、人生のあるときに思いもかけぬ形で他者から与えられるものではないか。

天職探しとは本来、「あなたが世界に何を求めるのかではなく、世界があなたに何を求めているのか」という問いへと切り替えることを意味します。

本書より


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