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自作詩ブログ 【雲と時計と珈琲ひとつ】より、 作品をご紹介させて頂いてます。 何もなくとも、 日々は過ぎてゆきます。 そんな日々の中でも、 少しづつ、心は、思考は動いてゆく。 …
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#私の作品紹介

詩【こたつ】

詩【こたつ】

ゆうやけこやけ

友達とさよならして

小石蹴飛ばし帰るあぜ道

カラスが

おうちへ帰ろうって

鳴いている

わたしのおなかの虫も

おうちへ帰ろうって

鳴いている

ゆうやけこやけ

おうちへ近づく曲がり角

カレーの香りに背中押されて

ガラリと玄関開けて

急いでこたつの部屋まで走ってく

「ただいまー。」

声をかけようとしたら

こたつに入って

お母さんうたた寝をしていたよ

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詩【僕らは永遠には生きていられない】

詩【僕らは永遠には生きていられない】

太陽がのぼり

月がのぼって

また太陽がのぼる

変わらない日々を

繰り返してる

変わらない時間を

巡ってる

君が笑う

隣の犬も笑う

それを見る僕も

いつの間にか笑ってる

君はいつから

そこにいたんだっけ?

そう

巡る時間の中で

君を見つけた

クロノスタシス

君に触れて

また世界が動き始める

泣き合ったり

ぶつかり合ったり

笑い合ったり

求め合

【詩】ひとりシネマ

【詩】ひとりシネマ

見つけたいのは

あなた

話したいのも

あなた

どうか

この角を曲がったら

そこに

あなたがいますように

叶わない願い事を

繰り返し

繰り返す

終わらない

ひとりシネマ

頭の中の

寂れた劇場に

ぽつんとひとり座り

モノクロの映像を

ぼんやり見続ける

あなたがいないから

いつまでもモノクロのまま

徒然に流れてゆく

【詩】記憶アルバム

【詩】記憶アルバム

暗闇に

なりきれない夜に

向こう側を覗いてる様な

細い三日月

ひとつ

浮かんでる

はしゃぎ疲れて

静かな闇に包まれてく

このココロに

ひとつ

浮かんでる

それは

大切で

手放せないモノ

そう

手放せないモノだった…

両手を広げ

目をつぶった

【詩】いちぶん

【詩】いちぶん

この道の

ずっと先にある景色を

私は知らない

行こうと思えば

行けるのかもしれない

手を伸ばせば

そこに咲く花に

届くのかもしれない

「 そうかもしれない。」

その一文を

頭の中で繰り返しながら

私は

今日も

ここで歩みを止めて

ただ ひとり

空を見てた

【詩】五月の三日月

【詩】五月の三日月

こんなとこで

君を思い出して

ふっと頬が緩んだ

歩道橋から見える景色は

君と繋がってなんかないのに

三日月

浮かぶ夜空

その向こう側で

君も見てる気がした

ぼんやり

ゆるやかに浮かぶ

五月の三日月を

日が進む事に
満ち欠けする月。

夜の静かな時間に
暗闇に浮かぶ月を見ていると
色々な事が頭に浮かんできます。

…時には

あぁ、お腹空いた…。

と、お月様を見ている事も�

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【詩】溶けてゆく

【詩】溶けてゆく

なんにも考えないで

投げた言葉のボール

あなたは

さらっと

キャッチしてくれました

やがて

ふわっと帰ってくる

優しい速度のボール

自然と動いた私の体が

キャッチしてた

他愛のない言葉が
詰まったボールの中心に

互いを思いやる言葉が
溢れてて

このまま終わらないで

もっと

ずっと

あなたと繋がってたい

こころが

ふわふわになって

あの青空に溶けてゆく

悲しさや

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【詩】 九月の風鈴

【詩】 九月の風鈴

微熱を帯びた夕日を

数多の煌めきと共に

抱きしめる静かな海

波打ち際

足首に冷たく

ゆるやかな波を絡ませながら

歩く君の蜃気楼

移ろう季節の旅人のよう

君の幻に線香花火の

蛍の様な灯火を重ねて見てる

砂粒が風に舞う

風鈴の音が ひとつ

チリーンと鳴った

まだ砂が熱を持ったままの

九月の海辺で

君を想う

 これまで、ここでは過去作品を
ご紹介させて頂いていましたが、

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【詩】私

【詩】私

素の心で

ただ歩いていただけ

道の向こうには

色んなノイズが響き渡ってて

時折

それは

人の姿となり

私の目の前に現れ

一等優しく微笑んだ

その後

豹変する

無防備な心を

偽善者だと指差す人

惑わせる情報を囁く

可愛い顔をした悪魔の嘲笑

足元には底の見えない

落とし穴

思いやる心の果実を

無造作にもぎ取る人

秘密の箱を

こじ開けて笑う人

やわらかな声で

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【詩】みらい

【詩】みらい

茜色から濃藍色へと

空が

着替え始める頃

私の前に

古びた木の扉が現れました

恐る恐るドアノブに

触れて見ると

ほのかに温かで

軋みながら

僅かに開いた隙間からは

薄い朝日が差し込んできます

あぁ

これは

「明日」

「明日」が私を迎えに来たのね

「今日」という時間に聴いた

あなたの声も

静かに見つめた

あなたの姿も

さようなら

また、逢えるかな

「明日」

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【詩】憧れ

【詩】憧れ

あまり

早く走れないのに

そんなに

長く息が続かないのに

私は

夢中で駆けていました

人と人の間で

紡がれてゆく物語

仄かな灯火に照らされる

儚き言葉たち

目を凝らし

耳を澄ませば

この暗闇の世界に

あなたが見えた気がしました

だから

私は

ただ

ただ

無我夢中で駆け出した

裸足のまま

方向もわからないまま

ただ

【詩】こころの角度

【詩】こころの角度

真っ直ぐに見上げた空

首を傾げ見つめる空

寝っ転がって

ぼんやり見つめる空

涙で滲む空

ふわふわと

飛んでゆくような

気持ちで見上げた空

いろんな空が

私の上にはあるけれど

日によって

違って見えるのは

こころの角度が違うから

あなたの上には



どんな空が見えていますか?

【詩】忘れえぬ想い

【詩】忘れえぬ想い

今日も一日がはじまる

誰の元にも

平等に時間だけは訪れるけど

人の数だけ進み方は違ってて

あなたの道は

そちらで

私の道は

こちらで

速度すら違ってて

もう

あなたの背中は

見えなくなりました

私は ひとり

静かに歩いてる

あなたと交わした言葉を

あなたの残してくれた

ひと言のぬくもりを

ただ ひとつの灯火にして

  アイスからホットへ変えていた
コーヒーを、ア

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【詩】きれいなこころってなに?

【詩】きれいなこころってなに?

         「きれいなこころってなに?」

君が そう聞くから

しばらく考えてみます

きれいなこころとは...

憎しみも妬みも無い

純粋なこころのことかな?

それとも

すべてを信じる

穢れのないこころのことかな?

あぁ

簡単そうで 難解なこの質問の

答えはどこにあるのでしょうか?

迷走する思案の中

息継ぎに苦しみながら

探り出したのは.....

黒く澄み渡った光に

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