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かりん
2025年1月31日 17:45
山の上にある郵便局のエントランスのすみっこタイルの割れた隙間にひっそりと咲いたオレンジ色の花「 わたしはここにいます。」ちいさなかすかなその声はいったい誰に届くのでしょうか?歩みを止めて見つめていたら気のせいでしょうか?ゆるやかな風に吹かれてゆらりゆらゆらりオレンジ色の笑顔が弾けて見えた気がしていつの間にかその花にスマホを
2025年1月24日 15:47
白い雲の中の様な深い森のずっと奥の方へ一匹のうさぎが駆けてゆく森の一番大きな木の下で静かに座り込みランプ片手に本を広げようとした少女の横を微かな風を纏いながらそのうさぎが駆け抜けてゆくどうした事かと本を投げ出しランプ片手に立ち上がってうさぎを追いかける少女目が眩むような眩い光の中へふたりは吸い込まれてゆく
2025年1月7日 16:16
1+1は 2これは当たり前のことでもね君がいるだけでその答えはどんどん大きくなってゆくんだよこれは私の体感支え合える君がいてくれるそれだけでこの世界はあったかい✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼《今日のひと言》人という字の通りに人と人は支え合って生きてゆく。この詩を綴った当時家族全員コロナで倒れてしまいま
2024年12月26日 14:05
今年も過ぎてゆく除夜の鐘が百八つ鳴り止んだら新しい年が始まる変わらない日々に感じているけれど鏡に映る自分は年々変わってゆく早く大人になりたいと願った幼い私あの人の声を聴いて胸がきゅっとなってそれが恋だと知った私守るべきものをこの手で愛でながら淡々と日々をこなす私この人生を振り返り静かに こたつでみかんを食べている私いつの私
2024年12月20日 14:50
イルミネーションが冬の街に舞い降りた天の川のようこの光の川を渡って今宵出会う恋人達途切れ途切れに続く光の川の中でプレゼントを待つ子供達その寝顔を見ながら微笑む親達寒さに震えながら手を擦り合わせて見上げた街の眩しい光の渦の向こう側でサンタさんと赤鼻のトナカイさんが飛び回っているそんな幻を見た誰の心にも幸せを届ける魔法の粉をばら撒
2024年12月13日 14:30
小高い丘の上にある誰かが作った木のベンチに君と並んで座ってる冷たい冬の風を受けながらあったかいマグカップを両手で包み込む僕らココアから飛んでゆく柔らかな雲のような湯気はほわんとあったかく寒さに震える僕らを包み込むしあわせになる魔法には難しい呪文も派手なイルージョンもいらない何を食べるのか?何処にいるのか?そんな事よりもっと大事な事は
2024年12月5日 17:29
街が夜へ着替え始める小さなお家の小さな窓が夜道を照らすランプの様にほわんとオレンジ色に光り始める小さな窓に小さな影私はその影に手を振るすると小さな影は飛び跳ねながら手を振り返してくれた君と出会ったのはこんな雪の日でした君の話す声は柔らかに降り積もる耳の奥に残る残影君のまつ毛にふわりと舞い降りた一粒の雪の結晶
2024年11月22日 14:32
ゆうやけこやけ友達とさよならして小石蹴飛ばし帰るあぜ道カラスがおうちへ帰ろうって鳴いているわたしのおなかの虫もおうちへ帰ろうって鳴いているゆうやけこやけおうちへ近づく曲がり角カレーの香りに背中押されてガラリと玄関開けて急いでこたつの部屋まで走ってく「ただいまー。」声をかけようとしたらこたつに入ってお母さんうたた寝をしていたよ朝
2024年11月15日 17:14
太陽がのぼり月がのぼってまた太陽がのぼる変わらない日々を繰り返してる変わらない時間を巡ってる君が笑う隣の犬も笑うそれを見る僕もいつの間にか笑ってる君はいつからそこにいたんだっけ?そう巡る時間の中で君を見つけたクロノスタシス君に触れてまた世界が動き始める泣き合ったりぶつかり合ったり笑い合ったり求め合
2024年11月1日 15:28
君の笑顔を頭に浮かべながらまたひとつ編み進めてゆくその小さな体がどうか冷たい風に震えません様に少しでもちょっとでも君が温かであります様にほんとうはいつも側にいて守りたいこの想いも込めてまた
2024年10月15日 17:56
見つけたいのはあなた話したいのもあなたどうかこの角を曲がったらそこにあなたがいますように叶わない願い事を繰り返し繰り返す終わらないひとりシネマ頭の中の寂れた劇場にぽつんとひとり座りモノクロの映像をぼんやり見続けるあなたがいないからいつまでもモノクロのまま徒然に流れてゆく
2024年10月25日 15:09
暗闇になりきれない夜に向こう側を覗いてる様な細い三日月ひとつ浮かんでるはしゃぎ疲れて静かな闇に包まれてくこのココロにひとつ浮かんでるそれは大切で手放せないモノそう手放せないモノだった…両手を広げ目をつぶった
2024年10月4日 14:53
この道のずっと先にある景色を私は知らない行こうと思えば行けるのかもしれない手を伸ばせばそこに咲く花に届くのかもしれない「 そうかもしれない。」その一文を頭の中で繰り返しながら私は今日もここで歩みを止めてただ ひとり空を見てたや
2024年9月30日 14:07
こんなとこで君を思い出してふっと頬が緩んだ歩道橋から見える景色は君と繋がってなんかないのに三日月浮かぶ夜空その向こう側で君も見てる気がしたぼんやりゆるやかに浮かぶ五月の三日月を日が進む事に満ち欠けする月。夜の静かな時間に暗闇に浮かぶ月を見ていると色々な事が頭に浮かんできます。…時にはあぁ、お腹空いた…。と、お月様を見ている事も�