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日頃の歪みが、後々の大きな痛みにつながっていく…
小学校の先生で、2児の父、雄剛です。
私は、中休み・昼休みは全力で遊びます。2年生が相手ですが、鬼ごっこでも一切手を抜きません。子どもたちは、明らかに手を抜いて合わせてもらうより、全力で遊んだ方が喜びますよね。(そして、大人の凄さを見せるため!特にやんちゃな子は「この先生にはかなわないなぁ…」と思わせたらもうこっちのもんですよね。)だから、いつも全力で走ります。
…が、最近全力で遊んであげることができません…。なぜかというと、膝が痛いから。普段から歩いたり、ランニングしたりはしているのですが、ここ最近はちょっとランニングすると、すぐ膝の内側に痛みが出て、歩くのすらしばらくきつい感じになってしまうんですよね。
そういう事情があったので、今回の年末年始はできるだけ膝を使う運動は避け、休ませることに専念しました。それなのに…。2週間ほど休ませた後にランニングを再開すると、またすぐに痛みがぶり返してきました。
問題は膝の使いすぎではなく、使い方!
私は、痛みの原因は使いすぎだと思っていたんです。でも、休ませるだけでは、解決しなかったんです。そうなると、原因は、膝の使い方の問題。そこで、歩き方、走り方を一から見直すことにしたんです。
まずは、ゆっくり走りながらどんな走り方をしたら痛みが出るのか、そして逆に出ないのかを確認してみました。そうすると、足の接地のしかたを変えると痛い時、痛くない時があることがわかってきたんです。どうやら私の走り方は、癖で足の外側で接地し、それだとバランスが取れないから膝を内側に入れる…。どうやら体重は外側にかかるのを、無理に膝で内側に入れて調整するから、その負担が膝の内側にかかってしまっていたんですね。日頃の何気ない歪みが、後々大きな痛みにつながるだなと痛感しました。
意識をかえて、少し土踏まずで着地するようにして脚を地面に対してまっすぐつき、膝が内側に入らないようにしました。そうすると、膝の内側の痛みを感じずに、長く走ることができたんです。
日頃のちょっとした違和感が、後々大きな痛手につながる…
これ、学級経営にもつながる部分がありますよね。
・普段の何気ない違和感…
・まぁ、このくらいならいっかぁ…
・このクラスの今の状態なら仕方ないかぁ…
・なんとかしたいとは思うけど…。すぐに直るものでもないしな…
・本当は言わなくてはいけないことだけど…。言ったら関係が悪化しそうだしなぁ…
・次に見たら注意しよう…
・今、いい雰囲気だから注意して雰囲気を壊したくないなぁ…
日頃のちょっとした違和感、噛み合っていない部分を、いろんなできない言い訳を付けてそのままにする…。そうするとどうなるか?もう想像がつきますよね。これって、意外と学級経営がうまくいっている時に起こりがち。学級がうまくいっているからこそ、そのあたりに対するアンテナが低くなってしまったり、流してしまったり…。よい状態のクラスのその裏で、少しずつ違和感が積み重なり、気付いた時にはもうよい状態は見る影もない…。
クラスが最後に向けて走り出す時期。「2学期までクラスがよい状態で来たんだから大丈夫…」「もうすぐ終わりだから、少しくらいのことはまあいいか…」違和感を放っておかず、よい状態で3月の終わりを迎えたいですね。