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剣持刀也の本を読んだら1年間消えなかった希死念慮が軽くなった話

剣持刀也の本を読んだら1年間消えなかった希死念慮が軽くなった話

どうも、絶賛鬱病闘病中の社会不適合者です。
最近はメンヘラも良い所でリストカットも辞められず、社会復帰どころか人生を捨てるような真似ばかりしていました。

そんな時一ヶ月ぶりと言ってもいいほど、起き上がれるレベルに体調が回復し散歩ついでに外に出た私は一冊の本を見かけます。
「虚空教典」。著者の名前に懐かしさを感じて手に取り、気づいた時には会計を済ませていました。

剣持刀也さん。にじさんじ所属のV

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鬱病サバイバー、ゆっくり、ゆっくり、前進

鬱病サバイバー、ゆっくり、ゆっくり、前進

鬱になってから、文章に触れるのが怖かった。

鬱になって数か月、久々に本を読もうと思って本棚に手を伸ばした。
…読めない。びっくりするほど読めないのだ。
何が書いてあるのか、表面的には解るものの、それを咀嚼し理解する前に脳みそから滑り落ちてしまう感覚。

そう、鬱になった私は、文章を読めなくなっていた。

この衝撃の事件から数か月たった。
自分の唯一自信があった読解能力を大幅に失っていることに絶望

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時間を殺す

時間を殺す

最近はめっぽう自分の為に生きることが出来ないでいる。
すべて「間に合わせ」、締切の為にやることで自分自身の成長に重きを置けていない。

ゆったりした時間が恵んでくれる物は大きい。
そういう時間をわざと作るからこそ「何気ない日常の尊さ」は見えやすくなるもので。
「余裕を持ち、何もしていない自分」に酔うだけでも構わない。
静かに時間に浸る事で見えてくるものは沢山ある筈。

先ずなにより、余裕が必要なの

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「頑張れ」という言葉を使う事が怖い

「頑張れ」という言葉を使う事が怖い

「頑張れ」という言葉を使う事が怖い。
しかしこの「頑張れ」という言葉、最近悪く思われ過ぎではないだろうか。
元々は純粋な応援の言葉だった筈なのに。
いつからこんなにこの言葉を使う責任が重くなってしまったんだろう。

いつからか、期待が重石になった。
いつからか、応援は身勝手な圧力になった。
いつからか、それを言う人が悪になった。
いつでも言葉以上に暗さを見出すのはそれを受け取る本人なのに。
言われ

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焦燥

焦燥

焦っている。死ぬほど焦っている。
勉強してもしても身になっている気がしない。
そもそも絶対的な量が足りていない。
もう5月。
なあなあで受験が終わってしまいそう。
結局頑張れずに。
努力することすら出来やしない。

才能がない。
将来の夢がない。
生きている意味が見つけられない。
死ぬのが怖いから生きているだけで。
やりたいことなんて見つからない。
進路なんて知りたくもない。
でももう三年生で。

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「恵まれてる」と「幸せ」は別物だということ

「恵まれてる」と「幸せ」は別物だということ

昔から「あんたは日本に生まれて戦争もなくて恵まれてるんだからそんなことで泣くな、十分幸せでしょ?」と言われるたびに、「なんで自分が知らない国の人に思いを馳せて、他と比較して幸せだと思わなくちゃいけないんだ」と思って育ってきた。
恵まれているからこそ不幸せなこともある。恵まれているからこそ気付けない事も沢山ある。「死」という存在が遠い日本に住む自分にとって、自分が死ぬ事が怖いからかもしれないが、毎日

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皆さんはどんな思いでnoteを始めるんでしょうか

皆さんはどんな思いでnoteを始めるんでしょうか

家と駅の往復ばかりで、人間らしい営みを全くしていない、とふと思った。ある人は言った。「文化とは精神を消費して価値のある物を創り出すこと」だと。確かこれは現代文の問題で出てきた文だったような…

果たして私はそれが出来るほどの立派な人間になれるのだろうか。将来の夢もなく、惰性のように生きている中で、それこそ何かを遺せるほどの「立派な人間」になれるだろうか。何もわからない。進路も何もわからない。まだ自

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