「恵まれてる」と「幸せ」は別物だということ
昔から「あんたは日本に生まれて戦争もなくて恵まれてるんだからそんなことで泣くな、十分幸せでしょ?」と言われるたびに、「なんで自分が知らない国の人に思いを馳せて、他と比較して幸せだと思わなくちゃいけないんだ」と思って育ってきた。
恵まれているからこそ不幸せなこともある。恵まれているからこそ気付けない事も沢山ある。「死」という存在が遠い日本に住む自分にとって、自分が死ぬ事が怖いからかもしれないが、毎日必死に生きることだけを見つめて生きる人々を羨ましいとさえ感じる事がある。自分だっ