「世間」って何だよ
息が詰まる空気感
何をしていても見貼られている。何をするにしても制限されている。
昔からこの表現しがたい粘り気のある不快感が嫌いで、呼吸をしても息を吸いきれないような不快感を持っていた。
鬱になった際、人事から尋問を受けたことを思い出す。
「誰が悪いんだ?」「仕事の何が不満なんだ?」「本当に何もされなかったのか?」
「これを答えたら迷惑がかかる、これは誰も悪いことではないのに誰かが悪くなってるな、これは僕の自己責任にされているな」
そんなことを思っていた。
正直に答えてもダメ。隠しても何も解決しない。こう答えないと話が進まない。忖度、悪い人探し、、一体何なんだこれはと思った。
…
それからこの気持ち悪さの原因を探そうと、色々と本を読んでいるうちに、とある本に出会った。
「世間学」 …日本には面白いことを研究している人がいたものだ。
得体の知れない不快感を分類し、解き明かしていく。奇しくも鬱になったことで、学術や科学というものが偉大だと理解してしまった。
僕らを精神的にも肉体的にも死に追いやっているのはどうやらこの「世間」らしい。とんでもない犯罪者だ。
だとすれば人事からの尋問の答えは「世間が悪い」だ。勿論そんな答えは世間が許さないが、これしかない。
この本によって自分に溜まっていたモヤモヤをかなり言語化することが出来るようになったと思う。
書くことがいっぱいあったので二回に分けている。
良かったら読んでみて欲しい。僕と同じ悩みの人がいれば、参考になるかもしれない。
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