学習は苦しむものではなく、楽しむもの

すべきよりも、気持ちが楽になるため


英語の学習は好きでしたか?好きですか?(私は最初の2年間さっぱりわかりませんでした!) 子育て中の方は子どもが英語を使えるようになったらいいなと思っていますか?

英語に限らず、学習、生活全般にもつながっている事かなと思うのですが、大人が楽しむと子どもも楽しむ、大人が変われば子どもは変わる、というのを聞いたこと、感じたことがある方も少なくないのではないでしょうか。

もちろん、大人がこうしなくては!大人の責任だ!というより、私自身も含めもっとみんなの気持ちが楽しくなってくれたらいいなと思って書きます。

英語が苦手の原因は個人にはない やらなくてもいい


英語学習、と聞くと遠ざけておきたいような気持ちになる人も少なくないと思います。今までの学校教育自体が英語が苦手になるように!?作られているような面もあるから、たまたま好きになった人もいるけど、苦手でも嫌いでもそれはきっと個人のせいではない。

あなたの子どもさんが英語苦手嫌いでも、あなた自身がそうであっても。

学生の時に、単語や文法を暗記し、テストに挑み、点数に一喜一憂していたかもしれません。(英語はテストのために暗記するものでは無いのに。)

職場で、いきなりTOEIC受けてね、と言われて重い気持ちになった人もいるかもしれません。

現在もアクティブラーニング、オールイングリッシュなど、学習指導要領が変わっても、なかなか学校での学びは変化していないのが現実かもしれないし、

また、テクノロジーの進化(自動翻訳など)によって英語ってこの先役に立つの?と感じる人もいるかもしれません。(必要だ、役に立つ、と思えなければやる気にもならないかもしれません)

やる必要が無いと思う人は無理に学習しなくてもいいし、苦手と感じる必要もない。英語はやらなくてはいけないものというよりは、学び方によっては、より人生を豊かにする手段になると感じます。

AI時代の英語の教科書 

今回紹介したいのは、

「世界トップティーチャーが教える 子どもの未来が変わる 英語の教科書」
正頭英和

競争に勝つ、とかエリートを育てる、みたいな内容の本では無いです。

この本からの引用↓


限られた時間の投資先として英語学習は有効だと考えています。

英語を身につけると、「出会う人」とそこから得られる「情報」が変わります。

行動力の時代には、間違えたり失敗したりすることを恐れないことが重要になるのです。

テストで良い得点を取るための勉強では失敗は許されません。それは「わかる」を増やすための勉強。「できる」を増やすには、失敗をたくさんしなくてはなりません。

英語を使う機会を増やすことは大切ですが、ネイティブの先生がいるスクールに通わせさえすれば安心、と考えるのはNGです。

英語を実技と捉え直して、教師の話を一方的に聞くだけで終わるのではなく、子どもが積極的に話して英語を使う機会を作ると、授業中に居眠りをする子どもはいなくなります。

A Iには決してできないことがあります。それはゼロから「なぜ?」と言う問いを立てること。それが何度も触れている問題発見能力であり、言い換えるなら好奇心を持つことです。

昭和から平成までいわゆる「学歴社会」は続きましたが、令和以降、学歴の価値は下がり続けるでしょう。他人にない自由な発想で問題を発見できたり、新しい選択肢が作り出せたりする人間が求められるようになると、どんな大学で学んだかよりも、「あなたがどんな人間なのか」が問われるからです。

勉強は学歴を高めるためにするものではないからです。

勉強とは本来、自分以外の誰かを助けるためにするものだと捉えています。

チャレンジしないことが失敗しない唯一の方法であり、負けない唯一の方法。だから究極の負けず嫌いは挑戦を放棄するのです。

面白いのは、子どもは、自己肯定感が低いから褒められ下手なのではなく、褒められ下手だからら自己肯定感が低い、という事実です。

どんな子どもだって本音では、勉強を頑張りたいし、テストでいい点が取りたいし、親には褒められたいと思っています。成長したくないと思っている子供なんていないのです。

AIと連携したアプリが進化したら英語教師の需要は大幅にダウンするかもしれません。

「大人が変われば、子どもは変わる」

大人である僕たちが、「今」を楽しむことができるか。笑顔で過ごすことができるか。幸せとは何かを語ることができるか。

引用ここまで↑


ちょっとたくさん引用しすぎたかもしれません!

AIにより英語教師の需要はダウンする

AIによって、英語教師の需要は大幅にダウンするかも、というのがありましたが、これはもうすでに始まっていると思います。

たくさんの刺激に囲まれているデジタルネイティブ、新しい感覚で生きている子どもたちにとって聞いているだけの時間が長い受け身の授業は退屈で、「きちんと聞きなさい!集中しなさい!」と言ってもあまり意味がありません。

某スクールに勤めていた時も、レッスンプランが詳細まで決まっていて、ボタン1つでレッスンのデジタル画面を切り替えてテンポ良く進めていく、というのがありました。講師側のレッスン準備の負担も少なく、どこの教室に行っても一定レベル以上のクラスを受けられるというメリットはあるけど、

個々への対応、フィードバックが薄くなるし、クリエィティビティの余地が小さいし、ほとんどロボットがやってくれてもいいのでは?、講師はもっとコーチングに重きを置いていくのがいいのでは、と感じた事があります。知識も、人間はAIに勝てません。私も忘れるスピードが早いです!(笑)


失敗しよう 夢中になろう 


学校のテストでは点を得るために間違えないこと、に集中してしまうけど、本来の学びは逆方向だと思います。だから特に、小学5、6年生は英語が教科になったとはいえ、あまりテストしないでほしいなあと思ってしまいます。

勉強なんてどうでもいいと諦めている子や、強がっている子も本当は何かに夢中になってみたい、親に褒められたい、という気持ちや言葉にならないモヤモヤを秘めていたりするものだと感じます。

私は子どもの時、まだ特に何か好きなことが見つかっていない時は、夢中になれる事に出会いたいなあと漠然と思っていました。ピアノを習っている同級生がたくさんいたので、私はサックスをやりたいと親に言ったのですが、楽器屋さんに行って、ショーケースを見たら「高いからダメ」で終了しました(笑)(レンタルなどの選択肢もあったのかもしれません)

また、小学生の後半に英語教室に2年ほど通ったのですが、何をやっているのか全くわかりませんでした。。。(教材も教え方も全く効果的でなかった事が今ではわかりますが、当時は自分の頭が悪いからわからないのかもと思っていました。)

小学生の時は友達と遊ぶことや何か工作などをすることくらいしかなくて、親にもトンビはタカを産まない、勉強しても本を読んでも仕方ないからもっとテレビを見なさい、と言われていました。(私はテレビはあまり好きではありませんでした)もちろん遊ぶのも工作も楽しかったけど、勉強でも習い事でも何か夢中になれることと出会いたいと密かに思っていました。

その後は、中学生の時に個人で教えているいい先生や英会話に出会えて、学習は楽しくなったし、学習のサポートをすることやコミュニケーションを通して、その人らしくある姿を見ていくことが自分は好きなんだなあと仕事などを通して知っていき、学びたい事、やりたい事はどんどん多岐にわたり、増え続けています。

失敗を避けようとすると何もできなくなるし、何か新しい事をしようとする人を脅威に感じたりします。失敗が怖くなくなるためにはたくさんトライすること、失敗から学ぶこと、後から振り返れば失敗では無くなっていることに気づくこと、怖いと思ってもOKにすることかな、と思います、個人的な意見ですけど。私もこれからも色々とトライしていく事があります、みんなお互い色々楽しみましょう〜!

夢中になれる何かと出会うには、考えすぎるより行動すること、頭で考えず素直に感じること(左脳より右脳)、楽しそうにしている人と話すこと会うこと、目の前のことに集中してみること、いきなり天職やそれにつながる事に出会おうとするより、今の仕事を懸命にしていたら見つかることかもしれません。でも、必ずしも夢中になれる事や天職がないといけないわけでもないと思っていて、とりあえずバイトでもしたらいいと思います。

学ぶのは自分のためより他人のため?


勉強は自分のためというより、他人を助けるためという部分を読んだ時に思い出したのは、
アメリカに行っていた人が(某作家さんの親族の方かな)戦時中に沖縄でガマに身を寄せていた人たちの命を、米兵と英語で話せた事で救えたという話でした。
これはレアなケースかもしれませんが、

日常の中でも仕事でも英語という一つの手段を(決して目的ではない)使って、役に立てる事がたくさんあるかもしれません。海外からやってくる人たちもまた増えてきているし。


子どもも大人 大人だって子ども


Kさんと雑談していて、「よく子ども子どもって言っているけど、子どもが好きだから?」と言われて、

確かに子どもは好きだし仕事でも関わるからというのもあるかもしれないけど、

「子ども、って言っている部分を大人としても、意味が通じるというか、子どもも大人もそんなに変わらないと思うんですよね。それに、役割とか社会的地位の部分に話しかけるんじゃなくて、その人の子ども心の部分に話かけたい。」

って答えていて、自分でもなるほど、って思った。子ども扱いをするという意味ではなくて、子どもたち&子ども心をリスペクトしています。子どもの事も大人の事も混ぜて書いてたり言ってたりすることもあると思います。

大人の生徒さんでも「宿題、予習必ずやってきてください」と言われたら、忙しいのにしんどいなと思うでしょうし(宿題、予習はほとんど意味ないと思っています)、

「ここがダメですね、これもダメですね、もっとがんばりましょう」と言われたらやる気を無くすでしょうし、誉められたり適切なフィードバックがある方がやる気にな理、成果も上がります。私も誉められる方が嬉しいです!


☆☆☆

今回、ちょっと長かったですね、本を読み直しながら書いていたので、時間経ったのに気づかなかった。夢中な時って脳みそか心の中の宇宙にいるみたいです。

読んでくださってありがとうございます。
少しでも気持ちが上がったり、お役に立てていたら嬉しいです!

追記
引用した中から、これがあるとちょっと読みにくいかもと感じた部分を一文を省き、誤字脱字わかりにくい部分の訂正をしました。&暗記も目的とやり方次第ではあると思います。









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