あなたの止めたいことは何ですか?
限られた時間、無駄なことを削るか、命を削るか
Amazonランキングを見ると、こんな本が売れています。
『タイパ』『タイムパフォーマンス』なんて言葉が流行っていますが、いろいろなことを並行して進めることで『時間を有効的に使った』なんて勘違いしている人も多いようです。
いろいろなことを並行して進める、いわゆるマルチタスクというのは、人間にとって最も効率の悪い仕事の進め方、というのが脳科学的にも明らかになってきています。
いろいろなことを並行して進めた結果、何も身になっていない、満足できる結果が得られない、ということになってしまいかねません。
ダラダラとスマホを見る時間、ダラダラとゲームをする時間、ダラダラとテレビを見る時間、といった『ダラダラ時間』を減らして、ものごとを計画的に進めることが『タイパ』にもいい結果が得られるでしょう。
もちろん、スマホやテレビを見ること、ゲームをすることが全て悪いわけではありません。
そこは時間を計画的に立ててやることが大事。
あくまで『ダラダラ』がよくないのです。
時間の大切さを実感する小説
そんな教えを学べる古典的名作小説があります。
『ネバーエンディングストーリー』でも有名なミヒャエル・エンデの『モモ』です。
『モモ』は時間をテーマにしたファンタジー小説です。
主人公の少女モモは、時間を盗む『時間泥棒』たちと対峙し、人々の大切な時間を取り戻すために奮闘します。
個性のない、自分自身では何も考えない、右にならえで皆と同じであればいいと思っている、そんな大人たちがこの世界にはうようよしている。
モモはそんな大人にならないために、勇気を振り絞って時間泥棒たちと対峙する。
『脱ダラダラ習慣! 1日3分やめるノート』を読んだら、ぜひ『モモ』も読んでみてください。
決して、マルチタスクで並行では読まないでくださいね!