政治の世界を描いた映画や書籍4選
5/26(日)に静岡県の川勝知事辞任に伴う知事選が実施されます。
新人たちへの挨拶での失言がトリガーとなった今回の辞任。
発言はたしかによくなかったですが、知事や政治家というのは聖人君主ではありません。
公に発言をする以上、つい言ってしまった、なんてこともあるでしょう。
なかなか厳しい世界ですね。
そんなわけで、今回は政治の世界を描いた映画2本と書籍2冊を紹介します。
そのテーマに決めて、どの作品を紹介しようかなと、私が備忘録に使っているブクログを眺めていると・・・・・・
政治関係の本、ほとんど読んでない・・・・・・
あまり興味がない、というのもあったかもしれません。
これからはもう少し積極的に政治関係の本を読んだり、映画やドラマを観てみようかな、と思った次第です。
とはいえ、今回ピックアップした4本はいずれもお勧めできるものばかりですので、ぜひ読んでor観てみてください。
未曽有の危機に日本政府はどう対応するのか?
現代日本に本物のゴジラが現れたらどうなるのか?
日本の政治を通して語られる本作品。
ここ最近、国内で頻発している『未曽有の天災』。
3.11のとき、突然日本を襲った巨大地震、津波、そしてメルトダウン……
そのときの首相を『無能』と罵るのは簡単だけれども、じゃあ他の人だったらあの危機をもっと適切に乗り越えられていたのか?
全員避難と叫んでも、避難できない人がいる。
移動も困難な老人を担いでゴジラが来てからようやく移動を始める人。
台風だから電車を計画運休するよ、と事前にアナウンスしてるのに帰れなくなる人たち。
ゴジラが近くに到達してからパニック的に電車に飛び乗ろうとする人々。
現実の光景と、映画の中の光景がシンクロする。
未曽有の危機にどういう決断をしていかなくてはいけないか。
この映画が教えてくれている気がします。
改めて、非常品袋の中身を確認しなきゃ、と思った次第です。
鉄の女はどんな政治家だったのか
『鉄の女』の愛称で知られる元イギリス首相、マーガレット・サッチャー。
一般の議員でさえまだ女性がほとんどいない時代。
サッチャーは家庭に収まらず、一人男社会の中心で気をはいていた。
晩年は認知症を患い、夫が死んだことさえ理解していなかったというサッチャー。
富める者も、貧乏人も同額の税金を納めるという人頭税を提案したり、フォークランド紛争では多くの犠牲者を出したりと、決してすべてがほめられた製作ばかりではなかった彼女。
それでも人々の記憶に残るのは、女性の地位を一気に上げた、その功績があったからでしょう。
サッチャーがどんな人生を歩んできたのか、世界が混沌としている今だからこそこの映画で学んでみてはいかがでしょうか?
正義が抹殺される世界
作られた罪で裁判を争った元福島県知事自らの著作。
こうやって冤罪は作られる、というのがリアルに分かります。
敢えて名前はあげませんが、改革を推し進めようとした政治家たちはこうやって貶められてきたのか、と衝撃を受けます。
日本人として知っておいた方が良い事実。
日本人なら読むことをお勧めします。
金権政治なんてやってる場合じゃない
『世界で最も貧しい大統領』の呼び名で
日本でも知られる元ウルグアイ大統領のムヒカさん。
ムヒカさんは日本でもテレビに出たりして、何かと話題になりました。
しかし、彼の奥さんであるルシアさんについてはこれまであまり報道されることはありませんでした。
ムヒカ元大統領を支える夫人ルシアさんとは果たしてどのような人なのか?
本書ではそんなルシアさんに直撃インタビューを敢行しています。
全六章からなるのですが、この本のいいところは各章のまとめ。
いまは穏やかで心優しい二人もかつては武力を用いた社会主義革命組織に所属していた。
そこで知り合い、政治犯として刑務所で暮らし、釈放され今に至る。
なんとも数奇な運命を生きてきた二人だからこそ本物の優しさを持つことができたのでしょう。
あなたにもぜひ読んでいただきたい一冊です。
本日紹介した映画と本
もしこの記事が『良かった!』『参考になった』と思われましたら、ぜひ
「いいね・コメント・シェア・フォロー」いただけますと私がむっちゃ喜びます♪
Xでは「最近読んだ本の紹介」や「最近観た映画の紹介」、「本や映画の名言」等をを毎日発信中です! そちらもご覧になってください!