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令和七年 1月読書会 大盛会☆

令和七年度、はじめての読書会(第203回)が行われました。

今回の幹事は恵林寺の古川周賢老大師に課題図書は宗教の本でした。リアル、オンライン合わせて、20名以上の参加で盛会になりました☆

それぞれの感想、疑問点などを話しながら、内容の濃い2時間でした。

何となく避けがちだった宗教の本が、課題図書になることで積読の優先順位があがり、読むことができました。

「いつかは読もう」と思っても、積読があるとその機会を逸してしまいがちですが、読書会は「今がそのタイミング」という気持ちになりますのでおすすめです。

また、「自分ではなかなか読まない本だが、今回、この本を読む機会があってよかった」ということが、読書会においては、度々、聞かれます。

読書世界の幅が強制的に広がりますので、そうした面でもおすすめです。

今回は参加者の方がご自宅から貴重な品を持ってきて下さり、参加者に見せてくださいました。こちらは何百年も前のものということでした。今回が宗教の本ということで、キリスト教、仏教に関わるものでした。そちらを古川老師がいきなり解説をはじめて下さり、博物館の特別講義のようになりました。

以下は、古川老師の文章引用です。

「有志の方が、江戸初期の大徳寺僧・天室宗竺の掛け物と、教会の「時禱書」のフォリオを見せてくださいました♬天室の墨跡は、「夢」と置字に法語。沢庵和尚の遺偈を踏まえてのものでしょう、気迫に満ちた見事なもの♬時禱書の方は、17世紀のものとのこと。とても状態が良く、しかも実際に聖務日課に用いられていたのでしょう、ページを捲った跡が残っています♬」

わたしは「夢」の字が厳しく迫力がとても良かったです。

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昨日、白倉先生の「四書五経」の講座がありまして、

そこに出てきた「中庸」第二十章の言葉が読書会に通じる良さがありましたので紹介します。

「博く之を學び、審びらかに之を問い、慎みて之を思い、明かに之を弁じ、篤く之を行う」

ひろくこれをまなび、つまびらかにこれをとい、つつしみてこれをおもい、あきかにこれをべんじ、あつくこれをおこなう

とてもいい言葉ですね。

読書会は、毎月、第一金曜日を基本に開催しています。

聞くだけオブザーブ参加も可能です。

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本日、毎日新聞のオンラインで12月の読書会が紹介されました。

紙面に先行して記事が出ましたので、読んでみてください。

「町へ出よう書を探そう 本を通じて広がる世界 200回以上続く読書会 甲府の春光堂書店」

https://mainichi.jp/articles/20250111/k00/00m/040/247000c

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次回、2月読書会

2月7日(金)19:00ー21:00

■課題図書

『悪童日記』 早川書房 アゴタ・クリストフ著

https://fb.me/e/FgHG2C2Aj

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1月の課題図書はこちらでした。

■課題図書

『世界がわかる宗教社会学入門』 ちくま文庫 橋爪大三郎著

●副読本

『日本人のための宗教原論』 徳間書店 小室直樹著

副読本はパッションがあるので大変に読みやすいです、

そちらを読んだ後に課題図書を読むといいです。

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長くなりましたが、ありがとうございました。

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