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「テレビ」に取り戻して欲しいもの

先日も少し触れましたが、テレビをほぼ見なくなりました。

昔は大好きでした。同じ日の同じ時間帯に見たい番組がよく重なりました。大晦日の格闘技とか。3番組の競合した2003年が懐かしいです。日テレの「永田 vs ヒョードル」とTBSの「中邑 vs イグナショフ」が被って「やべえ!」と焦った記憶があります。永田選手がすぐに負けて両方見られたわけですが。。。

新日本プロレスがテレ朝の金曜20時に放送されていた時代、日テレの「太陽にほえろ!」とTBSの「金八先生」も同じ時間だったのは有名な話です。熾烈なチャンネル争いが全国で繰り広げられたとか。

私の学生時代は日曜20時が大変でした。NHK大河ドラマか、日テレ「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」かフジテレビ「ダウンタウンのごっつええ感じ」か。最初に「天才・たけし」の「こんな○○○○は嫌だ!」で爆笑したら大河好きの両親にチャンネルを譲り、45分になったら「ごっつ」で最後のコントを見ました。

「録画すればいいのに」と言われそうですが、当時のお小遣いでビデオテープを何本も買うのはムリでした。アニメ及び深夜枠になっていたプロレスの分でギリギリ(それすらも泣く泣く前の録画に重ねたり)。動画配信サイトでいつでも何度でも見られる時代になって良かったです。

職場で毎月売れ残っている文芸誌を眺め、「テレビもいずれこうなるのかな」と感じることがあります。昔からの習慣を続けるお年寄りだけが楽しむものになり、徐々にしかし確実にシェアが萎んでいく。でも業界内の人たちはいまだに「自分たちこそ最先端」と思い込んでいるのかもしれない。

書店業界もそうですが、廃れることには理由があります。時代のせいばかりではない。こういうときこそ「商売の本道」に立ち返り「世のため人のために何ができるのか?」という視点で番組を作っていただきたいです。

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